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買取額に差が出てしまう”鍵”となるものとは?

 

目次

アクセサリーの買取をするとき、買取額に差が出てしまう”鍵”となるものとは?

購入したときには高額であったアクセサリーを買取に出したとき、高額の買取額をつけてもらうこともあれば、思ったより低い金額で買取されることもあります。もし同じブランドの同じデザインのものを買取に出した場合でも、買取額に差が出るケースはよく見られるのです。では、買取額に差が出てしまうとき、そのポイントとなる点はどういったところなのでしょうか。主には下記のような3つのポイントがあります。





■傷や品物の状態
まず、買取額を左右するアクセサリーの状態について見ていきます。

【傷や破損などがある場合は需要が下がる】
特にブランドアクセサリーは、その品物自体の状態が重視される傾向にあるでしょう。アクセサリーはできるだけ美しい状態で身に着けたいものですから、傷や黒ずみ、破損などがあると買取額が下がってしまうことは否めません。また中古アクセサリーを販売するとき、傷などがある状態のまま販売する店や、傷消しなどの処理をして販売する店があります。前者の場合は単純に需要が下がるために、高額をつけられなくなります。後者の場合では、傷消しなどの修理を施してから店頭に出すことになり、その修理のためのコストがかかることから、やはり買取額が抑えられることになるのです。


【修理を依頼する店によっても買取額に違いが出る】
アクセサリーの修理に関しては、ブランド直営店に依頼する場合や修理業者に依頼する場合に分かれます。この場合、ブランド直営店での修理の方が高品質になりますが、同時に修理代も高額になります。そしてその費用の分、買取額が下げられてしまうことになるのです。つまり、買取店がどこに修理を依頼するかによっても、買取額に差が出てしまうということです。


【デザインそのものも買取額に影響がある】
アクセサリーをそのままの状態で中古品として販売する場合、デザインも大きなポイントとなります。そのため、デザインが崩れるほど破損していたり、また流行から遅れていたりするデザインは買取額が下がってしまう傾向にあるのです。


【ブランド品以外の金、プラチナは市場相場による】
アクセサリーの買取額は基本的に状態の良しあしに左右されますが、デザイン性が重視されるブランドアクセサリーでない金やプラチナなどの場合、傷や破損があっても買取額にあまり影響しないと考えられます。それは、素材だけであれば溶解して再利用することが可能であり、この場合の買取額は金やプラチナの市場相場のみを参考にして決められるためです。



■箱や保証書などの付属品
次に、付属品が買取額に与える影響について説明しましょう。

【付加価値をつけたり真贋を証明したりする付属品は大事】
アクセサリーを買取に出す際、箱や保証書などの付属品がある方が、総じて買取額は高くなる傾向にあります。中古品を購入する際、ブランドアクセサリーであれば箱がついていた方がブランドネームの価値を感じますし、店頭に出すときにより高級感を出すこともできます。そして保証書がついていることで、本物のブランド品であることが証明されるのです。これは、購入店や日付、シリアルナンバーなどの記載があるギャランティカードも同様です。


【宝石の品質を示す鑑定書はきちんと取っておこう】
宝石の鑑定書は、宝石が本物であるかの証明はもちろんのこと、その宝石のグレードの高さなどを示すものでもあるため、宝石への信頼性を高めることができます。こうした理由から、宝石の鑑定書がある方が買取額は高くなるのです。もし宝石の鑑定書がない場合、宝石部分の金額が買取額に含まれなくなる場合もあるため、買取に出すまで鑑定書はきちんと取っておくのが得策です。




こうした理由から、箱や保証書、宝石の鑑定書などがついている場合の方が需要が高まるため、買取額が高額になる傾向にあります。ただし、それらがない場合でも買取されないわけではなく、買取業者の査定によってそれなりの価値はつけてもらえると考えるといいでしょう。ただし注意したいのは、人気ブランドでコピー品が多数市場に出回っているようなアクセサリーの場合です。この場合、保証書やギャランティカードなど、本物であると証明できるものがないと買取自体をしてもらえないケースもありますから、注意しましょう。


■欲しいと思う人の数
そして、市場で品物を求める人の数によって買取額も変化します。

【数ヵ月の間にも買取額が変わる場合がある】
たとえば、以前に買取査定のみを依頼して金額を提示され、数ヵ月考えてから再度買取してもらおうとしたとき、以前の買取額よりもかなり低い金額をつけられてしまったという人もいるのではないでしょうか。全く同じもので状態などの変化もないのに、数ヵ月の間に買取額に差が出てしまった理由は、その品物に対する需要が下がってしまったためです。


【流行を過ぎてしまうと需要が下がる】
特に流行のブランドの場合、その流行が過ぎ去ってしまうと欲しいと思う人はもちろん少なくなります。また、新しいモデルを頻繁にリリースしているブランドでは、新モデルの方に需要が集中し、旧モデルの人気がなくなってしまうのです。アクセサリーを買取に出す場合はできるだけ早い時期にする方がいいとよく言われますが、その理由の1つは時が経てば経つほどデザインが流行遅れになってしまうためです。そのため、一時的に人気を博しているブランドやモデルの入れ替えが活発なブランドの買取額は、変動が大きくなる可能性があります。



とはいえ、アクセサリーの中でも、長年愛されている定番モデルなら、時期によって買取額にそれほど大きな差が出るとは考えにくいです。このような場合で買取額に差が出るのは、前述のような品物の状態や付属品の有無によるものでしょう。ただし、逆に長年流通していることから出回っている数自体も多くなるため、そのモデル全体の買取額が低めに設定される場合があることも覚えておきましょう。

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