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まずは”計量”から
高額で購入したプラチナを売ったら、かなり安値がついたという経験をしたことがある人は少なくないでしょう。プラチナなどの買取は不透明で、言われるがままの買取金額で売却してしまうケースも多いのです。訪問買取などはいい例で、トラブルもなかなか絶えません。店舗であっても、信頼できるかどうかは、自分で判断することが大事です。納得できる金額で買取をしてもらうには、プラチナの買取について基本的な知識を持っておくこと安心でしょう。プラチナを買取に持って行く際に、必ずやっておきたいことについて紹介します。
■まずは”計量”から
プラチナを買い取ってもらうお店は、信頼できるかどうかが大切になります。そこで、重要なのはそれを見極めること。ポイントとしては、目の前で査定をしてくれる、詳細な見積りを出してくれる、業績があるなどといった点がありますが、まずは自分で計量をしてみて、それに合った見積りを出してくれるかを見定めましょう。
「自分でプラチナを計量するのは難しいのでは?」と感じていないでしょうか。じつは方法は簡単です。計量器を購入し、それを使って計量するだけ。計量器といってもさまざまですが、プロが使用している計量器でもハンディタイプであれば3万円程度です。比重も計れるものは10万円以上しますが、自分で計量する際にそこまでの計量器は必要ありません。
家電量販店で1,000~3,000円程度で購入できるもので十分です。高価な計量器と比べても0.1~0.5g程度の誤差しかありません。計量器を購入する際には、微量モードで0.1g単位から計れるものを用意しましょう。買取してもらうプラチナの計量をして、自分で重さを把握することで、信頼できる店舗かどうかを見極めることができます。
プラチナのアクセサリーには印がある
■プラチナのアクセサリーには印がある
買取をしてもらいたいと思っても、自分の持っているプラチナが本物かどうか、純度はどれくらいなのかは分からないという場合もあるでしょう。その場合は、プラチナのアクセサリーをよく確認してみてください。日本製のアクセサリーには、情報が刻印されているためです。
金やプラチナなどがどのくらい含まれているかの刻印、ブランドの刻印、ダイヤモンドやルビーの色石のサイズの刻印など、いろいろな種類があります。プラチナの場合はPt900、Pt850などといった刻印が確認可能です。刻印は必ずしもしなければならないものではないのですが、嘘の刻印をすると詐欺罪になります。そのため、買取店などでは必ず刻印を確認するのです。
プラチナ100%…Pt1000
プラチナ95.0%…Pt950
プラチナ90.0%…Pt900
プラチナ85.0%…Pt850/Pt
これらが表示される刻印の種類です。プラチナは強度を保つため、銀やパラジウムなどの金属と混ぜています。一般的にはプラチナの含有率が85%以上のものをアクセサリーで使っています。
以前はPmと表示されていました。Pmのみしか表示されていないものは、Pt850相当と言われています。しかし、Pt850に満たないものもあるので注意が必要です。
ちなみに金も柔らかい性質で、そのままではアクセサリーとして使用できないため、他の金属を混ぜています。その割合によって24金、18金、14金と呼ばれています。18金は金を75%使用したもので、K18/750と刻印されます。中には18KTと刻印されているものがあり、K18と同じ意味です。しかし、18Kと数字の後にKがつく製品は海外製に多く、10金~14金相当の金しか含まれていないことがあるので注意しましょう。
保証書は必須です
■保証書は必須です
プラチナを買い取ってもらう際には保証書や鑑定書は必ず保管しておきましょう。前述したように、アクセサリーには製品情報が刻印されていて、製品の情報を得ることができますが、保証書があればより確実です。そのため、保証書などがあった方が査定額は高くなる場合があります。
ジュエリーは多くの偽物が流通しています。人気の高いプラチナにおいても偽物は多く流通しているもの。さらにプラチナは本物と偽物との区別がつきにくいという特徴があります。しかし保証書があれば、本物と判断することができるでしょう。保証書がない場合、査定に時間がかかったり、査定金額が下がったりすることもあります。プラチナを購入した際には、保証書などは紛失しないよう、しっかり保管しておくことをお勧めします。
プラチナを高く買い取ってもらうには、手入れをしておくことも重要です。汚れが付着していたり、傷がついていたりすると査定額が下がってしまいます。アクセサリーを着けたら、しまう前に柔らかい布で拭くようにしましょう。汚れが気になる場合は、ボウルなどに家庭用の中性洗剤を少量溶かし、プラチナを浸してから水でよくすすぎ、柔らかい布で水分をしっかり取って乾かしてください。汚れが詰まっていて取れないときには、綿棒や柔らかい歯ブラシなどで丁寧に磨くようにします。保管する際には、他のジュエリーとぶつからないよう、個別に保管するようにしましょう。
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