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骨董品の中には壊れやすいものもある
買取には、店頭買取、宅配買取、出張買取といった方法があります。中でも骨董品の買取は宅配買取が便利です。大きくて重いものであったり、貴重なものであったりする骨董品を持ち歩くのは気が引けるでしょう。その点宅配買取であれば、自宅で準備をして送るだけなので時間のない人にもおすすめです。そんな便利な宅配買取ですが、注意したい点があります。宅配買取で後悔しないためにも、注意点やポイントを把握しておきましょう。
■骨董品の中には壊れやすいものもある
宅配買取は骨董品を買取に出す方法としてはメリットが多いです。集荷に来てもらえば、梱包をしておくだけで、手間がかかりません。買取業者と直接顔を合わせることもないので、人と接するのが苦手という人にも向いています。お店が開いている時間を気にすることもなく自分の都合で郵送すればいいので、時間が取れない人にとっても便利です。
このようにメリットの多い宅配買取ですが、骨董品が郵送の際に割れてしまっても保証されないケースがほとんど。そのため、郵送をする際には十分注意が必要です。骨董品には壊れやすいものも多く、梱包には十分な配慮を要します。特に年代ものは傷がつきやすく、破れたり、壊れやすくなっていたりする場合も多いです。
骨董品の中には壊れやすいだけではなく、サイズが大きいものもあります。サイズが大きかったり、量が多かったりすると梱包にも手間がかかります。壊れてしまうと、保証されないばかりか査定額にも影響します。宅配買取は便利な方法ですが、骨董品の種類やサイズ、数によっては出張買取などを選択するほうがいい場合もあります。どの方法が適切か、まずは業者に相談してみるといいでしょう。
「認定所」など情報が書いてある書物は査定の時に重要
■「認定所」など情報が書いてある書物は査定の時に重要
骨董品の査定は、主に次のような点をチェックします。
・作者に間違いはないか
・出来栄えはどうか
・制作されたのがいつか
・大きさはどれくらいか
・保存状態はどうか
・箱があるかないか
・箱書き(鑑定書)はどうか
・絵の場合、技法はどうか
これらのポイントを確認し、査定をします。査定額を高めるには、それらの情報が書いてある鑑定書などを用意しておく必要があります。
骨董品を高く買い取ってもらうには、鑑定書や箱といった付属品を残しておくことが大事。着物であれば収納袋、掛け軸であれば桐箱などといった付属品は買取の際には準備をしておきましょう。
また、骨董品は保存状態も判断材料になります。いくら古いものでも、キレイな状態で保存されていれば買取価格は上がます。倉庫などに保管しておくと、ホコリが溜まり湿気も強いため、保存状態が悪くなるでしょう。絵画や掛け軸は湿度に弱く、陶器などは吸水性が高いです。湿気のない、風通しのいい環境で保存するようにしましょう。
保存状態が悪いままで保管をしておくと、ますます骨董品の価値は下がります。価値を確認したいと思ったときや、必要ないと思ったときには、できるだけ早めに査定をして買い取ってもらってください。
パッキンが足りない場合は付け足して破損のないように
■パッキンが足りない場合は付け足して破損のないように
保管をきちんとして保存状態もよく、価値のある骨董品だとしても、破損してしまったら価値が下がってしまいます。宅配買取をする場合、配送には細やかな配慮をしましょう。
骨董品を梱包する際には、壊れないよう緩衝剤に包み、損傷防止を行いダンボール箱に入れます。宅配買取の場合、梱包する材料なども用意してくれる業者も多いです。しかし、用意してもらった材料では足りないこともあるでしょう。パッキンが足りない場合は、付け足して破損しないように梱包します。
壊れやすいものを梱包する際には、小さなものは一つずつ新聞紙などで包む、お皿などの骨董品は立てて、コップはふせて詰めていきます。基本的には重いものから順番に詰めましょう。隙間があると壊れやすくなるため、隙間部分には新聞紙やタオルなどを詰めて固定することが大事です。
梱包する材料としては、薄用紙やバブルラップなどがあります。薄用紙は繊維などが骨董品に付着しないというメリットがあるでしょう。バブルラップは空気の粒のクッションがついているシートです。これを陶磁器など壊れやすいものに巻くと衝撃から品物を守ってくれます。骨董品の角などのでっぱりが感じられなくなるくらい巻くのがおすすめです。箱は業者で用意してくれるので心配はいりませんが、自分で用意する場合は、しっかりした厚みのある箱を用意しましょう。ダンボール箱に詰めたら、コワレモノシールを貼り発送します。
骨董品を梱包して配送するのはなかなか難しく、不安なものです。その場合、電話やメールで簡易査定をしてくれるサービスを行っている業者もあります。スマートフォンなどで撮影し、それを見てもらい査定をしてくれるというサービスです。そういったサービスを利用するのも一つの方法でしょう。
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