バブル期に爆発的大流行したティファニーのダブルハート。ネットの中でも、ダサいや時代遅れの声も見受けられますが、本当にティファニーのダブルハートはダサいのでしょうか。ティファニーの歴史や現在発表されている人気商品から徹底検証していきます。
ティファニーについて
世界中の女性を長い歴史の中で魅了してきたラグジュアリーブランドのティファニー。そのティファニーの歴史を覗いてみたいと思います。
ティファニーの歴史
ティファニーの始まりは1837年のアメリカ、ニューヨークです。当初の創業者はティファニー＆ヤングという名前ですが、これはチャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・バーネット・ヤングの2人の名前からとったものです。
特にチャールズ・ルイス・ティファニーは、生まれながらにして独創的な才能をもっており、誰も挑んだことのない新しいことに挑戦する大胆さをあわせもっていました。創業当初は文具や装飾品を販売しており、値札を付けて値引きには一切応じない当時としては画期的な販売方法でした。
1843年からゴールドジュエリーの販売を開始します。この3年後にはヨーロッパの貴族から貴重な宝石を仕入れることに成功し、ダイヤモンドジュエリーの販売へと展開していきます。これが、現在のジュエリー展開にもつながっていきます。
1850年代にはシルバー製品の取扱いも開始。ティファニー＆カンパニーという現在の会社名に変更しました。
ティファニーのネックレスはダサい？その理由とは
「ティファニー オープンハート」と検索すると「ダサい」という文字がリサーチ結果に上がってきます。「世界の女性を魅了するティファニーがダサい？！」ここではその原因解明をしていきます。
ダサいと言われる原因はTwitterが発信源？！
2014年に遡りますが、この年にあるツイートが世の中の反響を呼ぶことになりました。
友達が38歳童貞とデートしたところ、なんと！ティファニーのオープンハートをプレゼントされたという話を聞いて、やっぱ童貞ってすげえなって思った
このツイートに関して、リプライが続々と送られてきました。
「シルバーならお手頃ですしね。流行遅れかもしれませんけど」や「それは古い手法なんですか？」「センスが壊滅しているということなんでしょうか？」といった「今時ティファニーをプレゼントするなんて古い！」というニュアンスを感じるツイートに共感や疑問の声が続々と投稿されました。
それが一般的に「現代ではティファニーのオープンハートはダサい」につながっていったのが原因です。
バブル期に大流行のティファニー
先ほどのツイートやリプライの投稿にもありましたが、このティファニーのオープンハートは1980年代のバブル期に爆発的に大流行しました。
かわいらしいハート型に「心を開いて」という名前から、男性から女性へのプレゼントには「間違いない！」と太鼓判の逸品でした。クリスマス時期になると、長蛇の列ができ、購入できなかった人のために「売り切れ証明書」まで発行されたという話もあるほどです。
そんな今では考えられない現象があったバブル期に大流行したものは、「もう古い！」という認識がツイートされた方や共感された方の中にあり、その考え方が繁栄してしまったのかもしまれませんね。
再流行したティファニーの魅力
ティファニーのオープンハート＝ダサいという認識が広まってしまいましたが、2016年になってドラマ「せいせいするほど愛してる」の劇中で、ティファニーが全面タイアップしました。撮影もティファニーの店舗で行われ、また主演の武井咲さんがつけているティファニーのアクセサリーがすべて上品でかわいい！と話題になりました。
ここから、先ほどの「ティファニー＝ダサい」という認識でいた人の中でも、ドラマを通して見たことでティファニーのステキさを再認識した人も多くいたようですね。
ティファニーダブルハートに秘められた深い意味
皆さんはご存知でしょうか？ティファニーのジュエリーには、それぞれ意味があったんです。これまでにお伝えしていたオープンハートは、名前のまま「心を開いて」ですが、その他のシリーズでも、それぞれ意味合いを持たせてあるんです。
今、ティファニーの中でも人気を博している2つのハート型のタグがついた「ダブルハート」シリーズ。そもそもタグペンダントは、戦地でソルジャーが個体識別番号を掘ったとても大切な物です。何かがあった時、このタグペンダントで身元を確認します。
戦地から帰ってきた彼が彼女に自分のタグペンダントを渡すことは「あなたのために無事に帰ってきました」という意味です。離れ離れになってしまった二人の心を無事に戻し、また同じハート型が重なり合い寄り添っている様は、将来の二人を表現しているようですね。
このハート型のタグカラーには、シンプルな単色シルバーとゴールドがあります。中でもハート部分がティファニーブルーとピンクになっているものがあり選ぶこが出来ます。どれもタグの色合いで印象が変わり可愛いので、どれにしようか迷ってしまいます。ちなみにティファニーブルーの意味合いは「大切なもの、真実、高潔さ」です。
リターントゥティファニーは愛用者を想うティファニーの心
「リターントゥティファニー」は名称のもと、「拾ったらティファニーに届けてください」という意味があります。かつてティファニーが顧客管理として、顧客情報とシリアルナンバーを管理していたところから、このシリーズが登場しました。
恋人たちが表現するロマンチックな言葉が多いイメージのティファニーですが、これはその中でもユニークですね。この戻ってくるという意味合いのもと「別の道を歩んでも必ず二人はまた戻る」という意味もあり、遠距離恋愛をする恋人たちにエールを送り、励ますティファニーの心が伝わってきます。
ティファニーダブルハート人気商品7選！
ティファニーのダブルハートの意味合いを知った上で、どんな商品があるのか気になってきませんか？ここでは、ティファニーダブルハートの人気商品をご紹介していきます。中には日本未発売品もあるので要チェックです。
ダブル ハート タグ ペンダント スターリングシルバー
参考価格：17,820円
チェーンの長さ：約41cm
ティファニーの中でも定番のネックレスです。2枚の連なったハート型のタグが可愛いです。1チェーンのアジャストも可能で、お仕事でもプライベートでも幅広く使えます。
ダブル ラウンド ペンダントスターリングシルバー
amazon価格：30,221円
チェーンの長さ：約41～46cm
2枚の繊細なラウンドタグが、どんなスタイルでも完璧にマッチさせてくれます。1枚のタグはティファニーブルーエナメルでハートを囲むようになっています。一目でティファニーだとわかる可愛いアイテムです。スターリングシルバー製でチェーンのアジャストも可能です。
ミニ ダブル ハートタグ ペンダント シルバーエナメルフイッシュ
チェーンの長さ：約41cm
2枚の連なったハート型のタグの1枚がティファニーブルーやピンクの色になっています。どちらもティファニーらしい優しい色なので、どの色にしようか迷ってしまいますね。
ミニ ダブル ハートタグ ペンダント シルバールべドメタル
参考価格：28,620円
チェーンの長さ：約41cm
サイズがミニの2枚あるハート型のタグのうち1枚がRubedo®メタルになっていて、とても可愛いデザインです。ティファニー創業175年の記念したもので、Rubedo®メタルは夜明けの光からインスピレーションしたピンクゴールドのような繊細かつ華やかな輝きを放っています。
ミニ ダブル ハートタグ ペンダント 18kゴールド
チェーンの長さ：約41cm
2枚あるハート型のタグとチェーンすべてが18kゴールドで仕上がった商品です。肌馴染みがとてもよく、エレガントな胸元を演出してくれるアイテムです。こちらは色違いで18kローズゴールドもあり、こちらはより華やかさを表現できるアイテムです。
2ハートタグキーリング
参考価格：19,800円
素材はもちろんスターリングシルバー製で美しい輝きがあります。リタートゥティファニーシリーズのハート型の大きさ違いのエレガントな2つのタグが可愛らしく連なっています。どんな時代にもマッチする飽きのこないデザインです。
ダブル ラビング ハート ブレスレット
チェーンの長さ：16.4cm～18.9cm
ティファニーコレクションの中でも人気のある「パロマ・ピカソ」がデザインした作品です。2つのオープンハートの間に小さなダイヤモンドが施されているのが、まるで両親から1つの命が誕生し優しく包んでいるかのように感じるブレスレットです。
素材が18kなので、エレガントな手元を演出したい方にはぜひお持ちいただきたいアイテムです。
ティファニー 『ダブルハート』はどんな時代にもマッチするネックレス
とあるツイートから反響を呼び、一時は時代遅れやダサいとの噂も流れたティファニー。バブル期に爆発的な人気を得たのも、女性の心を鷲掴みするほどの可愛いハートモチーフのデザインにシルバーの繊細さやクールさを掛け合わせたアクセサリーは、とても魅力的に感じたのでしょうね。
また、シリーズによっては比較的購入しやすい価格というのも魅力の一つですよね。アクセサリーひとつひとつに意味合いを持たせたのも、愛用者想いで画期的な行動をするティファニーらしい発想ですね。
時代は変わっても、人の心は変わりません。そんな人の心を大切にしたティファニーの想いが、どの世代においても飽きの来ないデザインを生み出す秘訣なのかもしれません。人の心を大切に、そしてその想いを大切にアクセサリーとして身にまとう。ティファニーを身に着ける時は、そんな人の心に想いを馳せて装うのもいいかもしれませんね。
