ナイロンバッグのお手入れ方法をご存知ですか？ナイロンバッグは軽くて使いやすいバッグなので、使用する頻度も多いでしょう。しかし、その分だけ汚れがバッグにつきやすいです。そのままにしておくと汚れが染み付いて落としにくくなってしまいます。では、ナイロンバッグのお手入れ方法はどのような方法なのでしょうか。
ナイロンバッグのお手入れ方法
ナイロンバッグのお手入れの頻度
ナイロンバッグのお手入れの頻度は、だいたい1ヶ月～2ヶ月に1回程です。しかし、汚れがついてしまったときはすぐに汚れを落とすことが大切です。そして汗をかきやすい夏は、こまめにお手入れしないと汚れがこびりついてしまいます。
ホコリなどの汚れを落とす
ナイロンバッグをお手入れする時、最初に行うのはホコリを落とすことです。バッグの縫い目や生地の隙間にホコリや砂が入り込んでいることが多いため、丁寧に汚れを落としましょう。内側の角のところにはゴミが詰まっていることが多いので、使い古しのブラシを使用してこすって取り除きましょう。
中性洗剤でナイロンバッグを拭く
ナイロンバッグの表面や内側を拭くためには、中性洗剤を使用します。おすすめはおしゃれ着洗いの洗剤です。
中性洗剤を水で薄めて柔らかい布に水を浸して絞り、表面を叩くように汚れを落とします。バッグは持ち手の部分が汚れているので、丁寧に叩いてしっかり汚れを取り除くようにしましょう。
底板を外して拭く
ナイロンバッグの底板もしっかり洗いましょう。底板は持ち手の次に汚れやすい箇所です。外せたら外して洗剤を含ませた布で拭きましょう。
ナイロンバッグの汚れがひどい場合は手洗い
洗剤をしみこませた布で拭いても汚れが落ちない時は、手で丸洗いする方法があります。
ナイロンバッグは部品が外せるものは外しておきます。
- バッグが浸かるくらいの大きさの洗面器を用意し、ぬるま湯を入れて、その中に中性洗剤を入れて混ぜます。
- バッグを中に入れて押し洗いします。
中性洗剤は肌に優しい洗剤ですが、手洗いする際は手荒れ予防にゴム手袋をするのをおすすめします。 - バッグを押し洗いして、水が汚れてきたら交換してすすぐように押し洗いします。
洗剤が残ったままだと、乾かした時に変色したりシミになってしまうことがあるので、洗剤はしっかり落としましょう。 - 何度か水を交換して汚れた水にならなくなったらバッグに含まれた水分を取り除きます。
乾いたタオルで水分を吸い取って、しっかり水気を切ることが重要です。
陰干しをする
バッグを洗ったらしっかり干して乾かすことが大事です。その際、きちんと形を整えて干さなければなりません。形を整えずに干してしまうと、変形したままになってしまう可能性があります。それまでは置けば自立していたのに自立しなくなってしまうこともあるので、干す前にちゃんと形を整えましょう。
また、干すときは日陰で風通しの良い場所にしましょう。直射日光に当てると形が崩れてしまうことがあります。カビを取って洗ったバッグにまたカビを寄せ付けないようにするためには、早く水分を取るのが重要です。長時間、水分を含んだままにしておくと、カビが生えやすい環境を作ってしまうことになります。
ナイロンバッグにカビがついたときの手入れ方法
カビが生える原因は、湿気が大きく関わっています。バッグをしまう場所は押入れやクローゼットという人が多いですが、その中は通気性が悪く、湿気や熱がこもりやすい場所です。加えて、ナイロンバッグ自体も中の通気性が悪いため、押入れの中でバッグについた手垢などを栄養にしてカビがついてしまうのです。
エタノールでカビを落とす
ナイロンバッグについたカビに消毒用のエタノールをスプレーするか、布にエタノールを含ませて拭きます。そのあと、乾いた布でカビをこすり取りましょう。
重曹でカビを取る
水100mlを入れたスプレーボトルに重曹を小さじ1杯入れて、よく混ぜます。その重曹スプレーをカビがついた部分に吹きかけます。少し時間を置いてから乾いたきれいな布で拭き取ってから外に干します。
酸素系漂白剤に漬け置き
次にご紹介する方法は、漂白剤を使用したカビ取りの方法です。ナイロンバッグに使用するのは「酸素系漂白剤」です。塩素系漂白剤を使用してしまうと、色落ちしてしまうので注意してください。
- 大きめの洗面器にお湯を入れて、酸素系漂白剤を入れます。
容器にお湯の量に対して漂白剤をどれくらい入れるかが書かれているので、正しい量を使用してください。 - 漂白剤をお湯に溶かしてからナイロンバッグを浸して30分～1時間程置きます。
時間を置いてもカビが取れていない場合は、使い古しの歯ブラシなどを使用してカビがついているところを優しくこすってカビを取り除きましょう。
手洗いで水洗いする
カビが取れたらお湯を捨てて、漂白剤をすすいで落とします。漂白剤を使用するときは素手で触らず、ゴム手袋を使用しましょう。
数回水を交換してしっかり漂白剤を落としたら、水気をよく切り風通しがよい場所で干します。完全に乾かさないと、再びカビが生える原因になってしまうので気をつけましょう。
洗濯機で洗う
基本的にナイロンバッグは洗濯機で洗うのは厳禁ですが、型崩れしないようなものでしたら洗濯機で洗える場合もあります。ぺったんこのバッグは、洗濯用ネットに入れて弱い水流で洗うようにしましょう。
そして脱水はせず、洗いとすすぎのコースが終わったらバッグを取り出して、タオルで水分をしっかり吸ってから日陰の風通しが良い場所で乾かします。
ナイロンバッグの手入れでやってはいけないこと
型崩れいやすいものを洗濯機で洗う
ナイロンバッグは洗濯機で洗えると思っている人は多いでしょう。しかし、基本的にはナイロンバッグを洗濯機で洗うのは避けたほうがいいです。なぜなら、型崩れの原因になってしまうからです。
洗濯機は中で水を回して汚れを落とします。その回転はバッグに負荷を与えることになり、型崩れを起こしてしまうのです。また、洗濯機の回転で縫い目がほつれたり、生地を痛めることがあります。
形が崩れてしまったバッグはいくら汚れが落ちたとしても、だらしないものに見えてしまいます。大切なバッグが台無しにならないように、型崩れしそうな形のバッグは洗濯機で洗うのは避けましょう。
ドライヤーや乾燥機を使う
ナイロンバッグを手入れしたあと、水分を飛ばそうとして乾燥機やドライヤーを使用してはいけません。ナイロン素材は熱に弱いので、熱を加えると生地にダメージを与えることになります。
また、熱を加えることで生地が縮んでしまい、型くずれしてしまうこともあります。その時に形や生地に変化がなくても、一度熱を加えたことで生地が弱くなっていて、何かのきっかけで生地が破れてしまうことがあるかもしれません。
色移りに注意
何色か使ったナイロンバッグの場合は、洗ったときに色移りしてしまうことがあるので周囲が必要です。濃い色から薄い色に移ってしまうので気をつけましょう。
正しいお手入れをしてナイロンバッグを長く使おう
ナイロンバッグを長く使うためには、普段からお手入れを欠かさないようにすることが大切です。汚れていないように見えても、中に砂が入り込んでいたり縫い目の間にゴミが入っていたりします。使用したらブラシでゴミを取り除き、表面を布で拭き取りましょう。
そして、保管場所にも充分注意して傷まないように心がけることが、ナイロンバッグを長く使うために必要なことなのです。
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