金メッキの変色から大切なアクセサリーを守ろう!家にあるものでできるお手入れ法と色あせ防止法

指輪やネックレスなど、大切なアクセサリーが変色してしまって「ショック…!」という経験はありませんか?できるだけ、もとのキレイな状態を保ちたいですよね。しかし、少しの摩擦などでメッキそのものが剥がれてしまう恐れがあるため、シルバーアクセサリー以上に、お手入れにも注意が必要です。今回は、そんな金メッキのアクセサリーの変色防止方法、変色してしまってからのお手入れ方法などをご紹介します。

金メッキのアクセサリーが変色してしまう原因とそれを防止する方法

金メッキのアクセサリーが変色してしまう原因とそれを防止する方法

一目惚れして買ったお気に入りのアクセサリーや、誕生日や記念日にもらった思い出のアクセサリーなど、長く愛用したいのに、変色してしまって元の輝きが無くなってしまうのは悲しいですよね。

そもそもなぜ金メッキが変色してしまうのかという原因を知っていれば、そのようなことが防げるかも知れません。そこで、いくつかの代表的な原因をご紹介します。

変色の原因1.皮脂や汗の付着

直接肌に触れるアクセサリーなので、皮脂や汗の付着は避けられません。しかし、それによって酸化が起こり錆びて変色してしまったり、メッキが剥がれやすくなってしまう場合があります。

防止としては、日ごろからアクセサリーを外したら眼鏡拭きなどの柔らかい布でよく拭き取るようにしてください。眼鏡拭きを持っていなければ、100円ショップでも専用の布を購入することができます。このとき、間違って研磨剤入りの布で磨いてしまうとメッキが剥がれてしまう恐れがあるので、必ず研磨剤の入っていない柔らかい布を使用するようにしてください。

変色の原因2.空気中の成分に反応

空気中に含まれる硫化水素と反応することによっても金メッキが変色してしまいます。これを防ぐためには、身に付けるとき以外は密閉して保管することが効果的です。例えば、ジップロックなどの入れ物が便利です。

変色の原因3.温度や湿度の影響

金メッキは高い温度や高い湿度にも弱いので、注意しましょう。例えば、リングやブレスレットを付けたまま手を洗ったり洗い物などをして濡れてしまったときには、必ず水分をよく拭き取ってください。また、高温の場所に長時間放置しないようにしましょう。
 

金メッキが変色してしまったときのお手入れ方法

できるだけ変色する前に防止したいとはいえ、忙しい毎日の中で欠かさずこういった予防をするのは大変。お手入れが追いつかず変色させてしまうこともありますよね。
次はそんなときに元通りキレイなアクセサリーに戻すことができる、手軽でおすすめの方法をお教えします。

1.重曹とアルミホイルの化学反応でキレイに!

重曹とアルミホイルの化学反応でキレイに!

重曹はお掃除でも大活躍するため家庭に常備されていることも多いですが、アルミホイルと化学反応を起こすことで金メッキの変色にも抜群の効果を発揮してくれます。

準備するもの

  • 重曹
  • アルミホイル
  • 耐熱性の容器

重曹は、薬局や100円ショップでも購入できます。

重曹とアルミホイルを使用した手入れ方法

  1. まず、容器にアルミホイルを敷きます。アルミ製の容器があれば、そのままご使用ください。
  2. 次に、重曹をティースプーン一杯入れます。
  3. 1カップの水を電子レンジで2分弱まで温めたものを投入して、よくかき混ぜます。
  4. 1分~5分ほどなじませると、重曹とアルミホイルの化学反応が起こり変色した部分がキレイになっていきます。
  5. アクセサリーを取り出して水ですすぎます。

必ず柔らかいもので水分をしっかりと拭き取ってください。細かいところは綿棒などを使うのがおすすめです。

2.食器用洗剤などの中性洗剤も大活躍!

食器用洗剤などの中性洗剤も大活躍!

また、中性洗剤も金メッキの変色を戻すのに効果的です。必ず家にある中性洗剤と言えば、食器用洗剤!これならアクセサリーのお手入れのためだけにわざわざ揃えるという必要が無く、いつでもすぐにお手入れできます。

準備するもの

  • 食器用洗剤などの中性洗剤
  • 耐熱性の容器

中性洗剤を使用した手入れ方法

  1. 耐熱性の容器に、沸騰する手前(80度くらい)のお湯を入れてください。
  2. 中性洗剤をその容器に入れ、軽く混ぜます。
  3. そこへアクセサリーを投入してください。
  4. そのまま30分ほど置き、すすぎます。
  5. アクセサリーの水分をしっかりと拭き取りましょう。

これで完了です。

3.金メッキが変色したらアクセサリー専門店に修理をお願いする

金メッキが変色したらアクセサリー専門店に修理をお願いする

剥がれやすい金メッキのアクセサリーを自分で手入れするのは心配だったり、すでにメッキが剥がれてしまっているために上記の方法で完全にキレイに戻せないという方もいらっしゃるかも知れませんが、そういった方は専門店に修理をお願いすることもできます。

専門店には超音波洗浄機が置いてあるところもあり、変色や汚れをキレイに戻してもらうことができます。

また、金メッキのアクセサリーはどんなに大切に扱っていても、お気に入りのものであればあるほど年月が経てばどうしてもメッキが剥がれてきてしまうものです。

チェーンやベーシックな金具などは新しいものに交換してもらうこともできますし、交換できない部分のメッキが剥がれてしまった場合には、メッキ加工をし直してもらうこともできます。購入したお店や近くの専門店で相談してみてください。

金メッキの変色を戻すときに注意すること

金メッキの変色を戻すときに注意すること

何度も述べているとおり、金メッキはとても剥がれやすいです。なので、鞄などに入れて持ち歩くときにも硬いものと一緒に入れてしまうとそれとぶつかることで剥がれてしまうこともあるので注意が必要です。

また、変色を自分でもとに戻そうとシルバーアクセサリーなどのお手入れ方法を参考にしてしまうと、うっかり傷つけてしまうことになりかねません。そのようなことにならないように、注意するポイントをお教えします。

歯磨き粉はNG?!シルバーアクセサリーとの違い

シルバーアクセサリーなどのお手入れ方法として、重曹や中性洗剤で磨くという方法に加えて歯磨き粉で磨くという方法もあります。しかし歯磨き粉には研磨剤が入っているため、傷つきやすい金メッキのお手入れにはNGとなります。

また、シルバーアクセサリーの細かい部分は歯ブラシで磨くこともおすすめですが、歯ブラシの硬さでも金メッキを傷つけてしまう可能性があるので、使用は控えましょう。どうしても使用したい場合には、使い古して柔らかくなったものを使用してください。
 

金メッキのアクセサリーでも長く楽しもう!

前述したように、金メッキはいずれは剥がれてしまうものです。しかし、せっかく縁あって持つことになった大切なアクセサリー。できる限り長く本来の輝きを持ったまま楽しめるように、変色防止の方法やお手入れ方法をお伝えしました。

変色の原因を知ることで日ごろの取り扱い方を変えて、もしも変色してきてしまったら家にあるものでケアしましょう。自分の手で蘇らせることによって、益々愛着が湧くかも知れません。

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