シャネルのシリアルナンバーで製造年がわかる?記載の場所は?

シャネルでは、一部のアクセサリーとノベルティ以外の製品にシリアルナンバーがついています。シリアルナンバーで正規品かどうかを判別したり、製造年を推測したりすることが可能です。

シャネルの製品のシリアルナンバーが書かれたシールやカードには、偽造を防止するためにさまざまな工夫が施されています。シャネルのシリアルナンバーは、どこにどのような形で記載されているのでしょうか。

今回はシャネルのシリアルナンバーについて紹介します。

シャネルのシリアルナンバーとは

そもそもシャネルのシリアルナンバーとはどのようなものなのでしょうか。正規品を持っていても、意識して見たことがない人も多いと思います。ここではシャネルのシリアルナンバーの概要を紹介します。

製品の固有番号のこと

シリアルナンバーは、製品一つひとつにつけられた固有番号のことです。7桁または8桁の数字で構成されています。

製品それぞれに番号がつけられているので、同じ番号がほかの製品につけられることはありません。

型番とは別もの

同じような数字の羅列に型番もありますが、型番はシリアルナンバーとは別物です。型番はアルファベットと数字で構成されており、製品のモデルごとについているものなので、カラー違いでも同じ番号がついています。

製品の種類を判別するものが型番で、製品そのものを判別するのがシリアルナンバーです。製品やギャランティカードに型番は記載されていません。もし、型番が知りたい場合は、公式サイトや正規店に置いてある製品のタグを見て調べましょう。

型番は調べれば比較的容易に判明するので、欲しい製品がある場合は型番を調べて問い合わせたり、インターネット上で型番を入力したりして探すとスムーズです。

シャネルのシリアルナンバーはどこにある?

シャネルのシリアルナンバーは、製品のどこに貼付されているのでしょうか。あまり目立たない場所に貼付されていることが多いので、見逃すことも多くあります。

ここではシリアルナンバーが貼付されている場所について紹介します。

シリアルシール

シリアルナンバーが書かれたシリアルシールは、財布やバッグなど製品の内側に貼られていることがほとんどです。また、ポケットの内側などに貼付されていることもあります。貼られている場所は製品によって異なるので、くまなく探してみましょう。

シリアルシールには、偽造防止のために、ブラックライトで発光する仕掛けがついています。

シリアルシールは正規品かどうかの判別材料になります。しかし、それだけで正規品だと判断するのは危険です。シールをブラックライトで照らしてみて、発光する部分があるかどうか確認しましょう。

また、シールの形状もさまざまです。シールに×状に切れ目が入っており、いったん剥がすとバラバラになって貼り換えできなくなるものや、透明なシールで二重三重に保護されているものがあります。シリアルシールがどのような状態になっているか確認するときは剥がさないように注意しましょう。

ほかにも、国内の正規店で購入した製品にはブティックシールと呼ばれるシールも貼付されています。購入年月日と店舗のイニシャルが入ったシールです。シリアルシールと混同しないようにしましょう。

ただし、ブティックシールの貼付は、2016年6月以降は廃止されています。それ以降に発売された製品には、ブティックシールはありません。また、ブティックシールは剝がれやすいため、2015年以前の正規品でも貼付されていないケースもあります。

正規店で修理などをした場合、ブティックシールはシルバーのシールに貼り替えられます。そのため、中には色が異なっている製品もあるでしょう。

ギャランティカード

シャネルの正規店で購入した製品には、必ずギャランティカードがついています。ギャランティカードの裏面にシリアルナンバーの印字があるので、正規品かどうかを見分けることが可能です。

1997年頃から、偽造防止のためギャランティカードの右上に丸いシールが貼られるようになりました。この丸いシールは、一見普通の白いシールに見えますが、透かすとココマークが現れる仕組みです。

また、ギャランティカードはブラックライトで照らすと文章の一部分が発光するようにできています。ギャランティカードはブランドの正規品であることを証明する大切なアイテムです。

シャネルのシリアルナンバーで推測できる製造年代

シャネルのシリアルナンバーを見れば、おおよその製造年代が推測可能です。公式に発表されているものではありませんので、あくまで参考程度に留めてください。

製造年は多少前後する可能性がありますが、買取に出す際の参考にもなります。

シリアルナンバー 製造年
0・・・・・・~2・・・・・・ 1985年~1993年
2・・・・・・~5・・・・・・ 1994年~1999年
5・・・・・・~6・・・・・・ 2000年
6・・・・・・~7・・・・・・ 2001年
7・・・・・・~ 2002年
8・・・・・・~ 2003年
8・・・・・・~9・・・・・・ 2004年
9・・・・・・~10・・・・・・ 2005年
10・・・・・・ 2006年
11・・・・・・ 2007年
11・・・・・・~12・・・・・・ 2008年
12・・・・・・~13・・・・・・ 2009年
13・・・・・・~14・・・・・・ 2010年
14・・・・・・~15・・・・・・ 2011年
15・・・・・・~16・・・・・・ 2012年
16・・・・・・~18・・・・・・ 2013年
18・・・・・・~20・・・・・・ 2014年
20・・・・・・~22・・・・・・ 2015年
22・・・・・・~24・・・・・・ 2016年
24・・・・・・~26・・・・・・ 2017年
26・・・・・・~27・・・・・・ 2018年
27・・・・・・~29・・・・・・ 2019年
29・・・・・・~30・・・・・・ 2020年
30・・・・・・~31・・・・・・ 2021年
31・・・・・・~ 2022年

シャネルのシリアルナンバーがないと買取してもらえない?

シャネルのシリアルナンバーは、製品に個別につけられた番号です。その製品がシャネルの正規品であることを証明するものでもあります。

しかし、長年使っていると、ギャランティカードを無くしたり、シリアルシールを剥がしてしまったりと、シリアルナンバーを証明できるものがないという人もいるのではないでしょうか。

買取の際にシリアルナンバーがないと買取してもらえないのでは、と不安を感じている人もいるかと思います。

現在シャネルでは、シリアルシールとギャランティカードがないバッグもあります。シリアルシールとギャランティカードがない代わりに、メタルプレートで刻印されるようになりました。

シリアルシールが無くても、メタルプレートがあれば正規品とみなしてもらえます。そのため状態が良ければ高額で買い取ってもらえる可能性があるのです。

シリアルシールやギャランティカード、メタルプレートが無くなってしまった場合は、買取してもらえるところもあれば、不可のところもあるので注意が必要です。

買取してもらえる場合でも、シリアルシールやギャランティカードがなければ買取金額に影響することもあります。高値がつかないこともあるので、買取に出すときはなるべくシリアルシールやギャランティカードがある状態で査定を依頼しましょう。

まとめ

シャネルのシリアルナンバーは、製品ごとにつけられる個別の番号です。ギャランティカードに記載して同封されるとともに、シリアルシールとして製品の目立たない場所に貼付されています。

シリアルナンバーがあれば、正規品であることの証明になるので、買取の際に高値が付く可能性が高いです。しかし、シリアルナンバーがなければ買い取ってもらえなかったり、買取金額が低くなったりしてしまうこともあります。

正規品を購入した場合は、シリアルナンバーが貼付してある場所を確認し、無くさないようにしましょう。