フランチャイズへの加入を検討するにあたって、気になることのひとつがフランチャイズオーナーの年収ではないでしょうか。オーナーとなるからには高収入を期待したいものの、「思うように儲からない」という声が聞かれるのも事実です。
今回は、フランチャイズオーナーの年収相場と高収入を得るためのポイントを紹介します。
フランチャイズオーナーとは
フランチャイズオーナーとは、フランチャイズチェーンと加盟契約を結び、事業を運営する人のことです。フランチャイズオーナーになると「社長」になります。
個人で開業するのと異なり、フランチャイズに加盟すれば本部から運営のノウハウや経営の指導を受けられるのがメリットです。しかし、稼ぐためには本部に任せきりではなく、オーナー自身が利益のために創意工夫することが欠かせません。
フランチャイズビジネスといえばコンビニや飲食店が代表的ですが、近年ではフランチャイズ展開する業種も増え、幅広いジャンルから選べるようになっています。
【業種別】フランチャイズオーナーの年収相場
フランチャイズオーナーの年収は、加入するフランチャイズ、また業種によって異なります。
ここでは、フランチャイズのなかでも人気の高い、5つの業種の年収相場をみていきましょう。
コンビニ
フランチャイズを代表するといっても過言ではないコンビニ。知名度が高い分、気軽にフランチャイズ契約をしやすいイメージをもつ方もいるのではないでしょうか。
コンビニオーナーの年収は、加入するコンビニフランチャイズによって異なるものの、700万円程度が相場です。
コンビニオーナーの年収は1店舗あたりの年収として管理するようになっています。夫婦経営のコンビニ店舗であれば、夫婦合わせた年収が約700万円となるので注意しましょう。
また、コンビニについては売上金額によって、ロイヤリティのパーセンテージが大きく変動することも覚えておきたい点です。売上金額が増加するとロイヤリティの割合も増加することが多く、思うような収入が得られないこともあります。
とはいえ、コンビニ各社はブランドの知名度が大きいため、経営を成功させることができれば高収入も夢ではない業種といえるでしょう。
学習塾
個人学習塾と比較すると、フランチャイズ塾はブランド力を活かして集客できるため短期間でも信頼を得やすいのがメリットです。
フランチャイズ塾のオーナーの年収相場は、500〜700万円といわれています。
ロイヤリティについては歩合制を採用しているフランチャイズ塾が多く、生徒数に比例して収入も上がる傾向にあるのが特徴です。つまり、生徒の集客に成功すれば、高収入が見込める業種でもあります。
本部の知名度が高いところだと短期間での集客も可能ですが、地域に根付くまではある程度の時間を要するのが一般的です。その場合、しばらくは年収相場よりも低い収入になることも考えられます。
加えて、塾オーナーの開業に必要となる資金の総額は500〜700万円と比較的高額であることから、ある程度資金を確保している人に向いている業種といえるでしょう。
ハウスクリーニング
共働き家庭の増加、また高齢化によって需要が高まっており、今後の市場拡大が見込まれるのがハウスクリーニングです。
ハウスクリーニングのオーナーの平均年収は約960万円といわれており、比較的高額です。それに加え、0〜300万円程度と少額の資金で開業可能な業種でもあるため、手持ち資金が少ない方にとってもハードルが低い業種といえます。
とはいえ、コンビニや飲食店と比較すると利用者が限定されること、競合が多いことから集客が難しいのがデメリットです。上手に集客できないと利益を上げることができず、思うような収入が得られない可能性もあります。
飲食店
飲食店業界では、多くの店舗がフランチャイズとして運営されています。
飲食店は原価率が高く、人件費がかかることから、ロイヤリティは3〜6%と比較的低く設定されています。そのため、売上が上がれば上がるほど、高収入を目指せる業種といえるでしょう。
とはいえ、実際には飲食店のフランチャイズオーナーの平均年収については、約400万円といわれており、ほかの業種と比較すると年収が低めです。しかし、店舗数を増やしていくと年収1,000万円以上も目指せます。
買取店
フランチャイズ業界でも成長段階にあるといえる業種が、買取店です。買取店の平均年収は約1,400万円とフランチャイズオーナーの中では高額になっています。
買取店は、大きな店舗である必要がなく、店舗が小規模であっても開業できるのがメリットとしてあげられます。また、未経験者でも本部からの研修などで経営に必要な知識やノウハウを身に付けることができるほか、作業量も比較的多くないので企業へのハードルが低めであることも特徴です。
ただし、開業に向けて必要となる資金は少なくとも500万円程度ともいわれていることから、それなりの初期費用が必要となるのがデメリットといえます。
フランチャイズオーナーが高収入を得るためのポイント
フランチャイズに加盟しても、必ず成功できるとは限りません。店舗に見合った利益を上げることができなければ収入もそれに応じたものとなり、場合によっては閉店に追い込まれることもあります。
フランチャイズオーナーが高収入を得るためには、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
需要があるフランチャイズに加盟する
フランチャイズに加盟するなら、稼げる可能性の高い業種を選びましょう。いくら成長している業種でも地域との相性が悪いと、稼ぐのは難しいです。
例えば、過疎化している地域でフランチャイズの飲食店を経営しても、思うような売上は見込めないでしょう。高齢者が多い地域での学習塾経営についても同様です。
フランチャイズ業種を選ぶ際は、開業したいと考えている地域に需要がある業種を見極めることが大切です。
加えて、サポート体制やロイヤリティの割合はフランチャイズによって異なります。加盟する業種が決まったら、複数のフランチャイズを比較して条件の良いところを選んで加盟しましょう。
複数の店舗を持つようにする
1店舗目の経営がうまくいった場合に検討したいのが、店舗数を増やすことです。1店舗から2店舗になった場合、単純計算すれば収入は2倍になります。
もちろん、2店舗目が1店舗目のように収益を上げられるとは限りませんが、店舗が増えれば増えるほど売上アップは期待できます。その分、高年収を実現しやすくなるでしょう。
ただし、所有する店舗数が増えると、それだけ固定費などの経費は高くなるため、複数展開は慎重に行うことが大切です。
集客に力を入れる
フランチャイズオーナーとして成功するには、集客できるかどうかが重要です。新規顧客の獲得も大切ですが、安定した売上を得るのに欠かせないのがリピーターやファンの獲得です。
頻繁に店舗に足を運んでくれたり、サービスを利用してくれたりするリピーターを獲得できれば、新規顧客がそれほど増えなくても安定した収益が得られるでしょう。しかし、リピーターやファンを獲得できない場合は、常に集客活動を行っていく必要があります。
そのため、フランチャイズオーナーは「また利用したい」と思ってもらえるようなお店づくりを行うことが大切です。質の高いサービスを提供したり、お得なポイントカードを導入したりしてリピーターやファンの獲得に努めましょう。
新規顧客の獲得には、WebサイトやSNSなどを活用するのがおすすめです。リピーターを獲得しつつ新規顧客を増やすことで、売上を伸ばすことができるでしょう。
事業計画を立てる
売上を伸ばすことだけを意識するのではなく、経費とのバランスを考えて事業計画を立てることも重要です。
飲食店であれば、光熱費、食材費、人件費といったコストが発生します。いくら売上が上がっても、同じようにコストも上がっていけば利益の増加は見込めません。
逆に売上はそのままでも、コストを削減できれば純利益の増加を達成することができるでしょう。店舗を運営する上で光熱費や人件費、飲食店であれば食材費などのロスが発生していないか定期的に確認し、コスト削減に取り組むことは大切です。
まとめ
フランチャイズオーナーの年収は、どの業種を選ぶかで変わってきます。加えて、本部のサポート体制や支払うロイヤリティの割合にも左右されるので、契約するフランチャイズは慎重に選ぶことが大切です。
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固定費を抑えながら相場のサポートなどの本部の支援を受けることが出来るため、未経験者でも安心して進めることができます。