小振りでありながら使い勝手の良さが魅力であるシャネルのバニティは、発売以来、幅広い層の女性から支持を集めています。すでにバニティを所有している方の中には、そろそろ手放して新しいバッグの購入費用にあてようと考えている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、シャネルのバニティがもつ魅力や、近年の買取需要、相場を紹介します。
シャネルのバニティとは ?
バニティとは、小型のメイクポーチやバッグのことです。ほかにも「バニティバッグ(ヴァニティバッグ)」や「バニティケース」と呼ばれることがあります。
シャネルのバニティバッグの特徴は、正面に大きなココマークがあしらわれていることです。化粧品ポーチとして使用できる高さがあるため、小型でありつつ収納性に優れています。
2020年以降は、中国やタイなどを中心に人気が高まっています。
シャネルのバニティが人気な理由
近年、シャネルのバニティ人気が再燃している理由はミニバッグの流行にあります。2018年前後から、若い世代を中心に持ち歩きやすいミニサイズのバッグが注目されるようになりました。
小さなバッグが流行した背景として、急速に進んだ世界的なキャッシュレス化があげられます。とくにシャネル需要の高い中国やタイでは、店舗の大小問わずあらゆる場でキャッシュレス化が進んでおり、大きな財布を持ち歩く必要がなくなりつつあります。
多くの現金を持ち歩かなくても買い物できる環境は、ミニウォレットの流行を生み出しました。外出に大きなバッグが必須ではなくなったことで、バニティをメイクポーチとしてではなく、ミニバッグとして活用する人も増えています。
コンパクトなバニティは、スマートフォン、ミニウォレット、リップ、イヤホンケースなど、最低限のアイテムが収まるサイズ感です(詳しいサイズは後述)。マチのある特徴的な形状は、パーティバッグとしても最適です。
また、別売りのショルダーストラップを使用すれば、より使い勝手の良いショルダーバッグとしても持ち歩けます。ヴィンテージシャネルの流行も、バニティ人気を加速させている要因です。
シャネルのバニティの人気モデルは?
シャネルのバニティと一口にいっても、複数のモデルがあり、それぞれ魅力が異なります。ここでは人気の高いモデルを3つ紹介します。
キャビアスキン
キャビアスキン素材のバニティは、シャネルの定番アイテムのひとつです。高い人気を誇る安定したモデルで、カジュアルさの中に重厚感もあります。
エレガントな外見を演出するのは、名前の由来ともなっている型押し模様つきのカーフスキン(牛革)です。表面に施された型押しの加工がキャビアに似ているため、キャビアスキンと呼ばれるようになりました。
キャビアスキンの特徴は表面が硬めの仕上がりになっていることで、傷が付きにくく丈夫なことです。お手入れもしやすく、幅広い層に人気があります。カラーバリエーションも豊富なため、個性を出したい方におすすめです。
ラムスキン
ラムスキンは、その名のとおり生後1年以内の羊の皮革素材を使用しています。艶のある光沢とマットな質感が高級感を演出してくれます。キャビアスキンとともに高い人気を有するアイテムです。
特徴は、キメ細かく手に吸い付くような柔らかい肌感です。ラムスキンはシャネルの代表的な素材でもあり、人気ハンドバッグのマトラッセにも使用されています。シャネルのアイテムといえば、ラムスキンの特徴的な光沢をイメージする方も少なくありません。
一方でデリケートな素材でもあるため、擦り傷が目立ちやすい点に注意しましょう。
ビコローレ
ビコローレは、2色を並べた配色を意味するフランス語(bicolore)が名前の由来です。英語のバイカラーと同義ですが、シャネルのビコローレは必ずしも2色使いのデザインになっているわけではありません。
シャネルのバニティでビコローレと呼ばれるタイプは、マトラッセのようにひし形の2重ステッチが入っているのが特徴です。マトラッセはキルティング生地ですが、ビコローレはレザー生地を採用しています。
生地の違いはありつつも、マトラッセを思わせるシャネルらしいデザインに仕上がっています。バニティバッグとしても高い人気があり、キャビアスキンとともに定番のモデルです。
シャネルのバニティの買取価格相場は?
シャネルのバニティの買取相場は、5~7万円程度です。バニティに限らず、シャネル製品全体の中古品需要が高まっているため、今が売り時といえます。
実際の買取金額は状態に大きく左右されますが、バブル期に購入したものでも、人気モデルなら高額になることがあります。
シャネルのバニティの査定ポイントはどこ?
シャネルのバニティを高額買取してもらうためには、査定ポイントを理解しておくことが重要です。同じアイテムでも、査定ポイントを知らずに手放す場合と対策したうえで査定に出す場合とでは、金額に差が生じることがあります。
シャネルのバニティ買取時に、多くの買取業者が重視するポイントは、次の3つです。
素材
バニティでもっとも高い人気を誇るモデルが、キャビアスキンです。次いでビコローレ、ラムスキンも人気が高く、高額買取が期待できます。
シャネルが発売したバニティの中には、パテント(エナメル)、ツイード、デニムなどの素材を使用したモデルもあります。しかし、高値で買取される可能性が高いのは、キャビアスキン、ラムスキン、ビコローレの3タイプです。
色
素材によっては豊富なカラーバリエーションがある点も、シャネルのバニティがもつ魅力です。とはいえ、定番カラーの黒がもっとも高い人気を集めています。
シャネルの代名詞ともいえる黒は、素材との相乗効果で高級感と落ち着きのある雰囲気を演出してくれます。幅広いファッションと組み合わせやすく、シーンを選びません。
次いでベージュやピンク、白も一定の人気があります。国によっては、存在を主張しやすいカラーが好まれる傾向です。
状態
バニティは化粧品ポーチとして売り出されていた経緯から、従来は家での使用がメインでした。外に持ち出される機会が少ないため、汚れや傷の少ない中古品が多いのが特徴です。一方で化粧品の収納により、内側は汚れやすい傾向もあります。
買取査定時は、表側に加えて内側部分の擦れやシミ、引っかき傷もチェックされます。汚れや傷はマイナス査定の一因です。ほかにも、単純に古いものが安く査定される傾向にあります。
シャネルのバニティを少しでも高く売る方法は?
愛用していたシャネルのバニティを少しでも高く買い取ってもらうためには、査定ポイントを考慮した準備が欠かせません。準備が不十分な場合、大幅な査定額ダウンとなるおそれもあります。
少しでも高く売るためのコツは、次のふたつです。
付属品を揃える
ひとつ目は、付属品を可能な限り揃えて買取に出すことです。付属品の有無が買取価格を大きく左右します。
重視される付属品は、下記のとおりです。
・ギャランティカード
・箱
・保存袋
・シリアルナンバーのシール
ギャランティカードは、本物のシャネルかどうかを判断する重要な要素です。ほかにも箱や保存袋、シリアルナンバーのシールも残っている場合は、あわせて買取に出しましょう。
シリアルナンバーのシールは、バッグの内側に貼られていることがあります。バッグを使い込んでシールが剥がれかけている場合でも、そのままの状態で出すことをおすすめします。
査定前に手入れをしておく
ふたつ目は、手入れの有無です。査定に出す前は、簡単に手入れをしておくことも高く売るコツです。
清潔な布で表面をやさしく拭き、ホコリやゴミを取り除いておきましょう。皮専用のブラシでブラッシングするのもおすすめです。内側のゴミは、掃除機で取り除きます。
革は熱や湿気に弱いため、査定に出すまでの少しの期間でも大切に扱いましょう。直射日光が当たらないように保管し、高温多湿の場所を避けると傷みを予防できます。
市販の革用クリームを使ったり、一般業者に修理を依頼したりすると、かえって査定額が落ちかねません。壊れている部分があっても、自力で修繕しないようにすることも高額買取のポイントです。
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2022年9月現在、円安の影響もあり、海外でのブランドものの需要が高まっています。国内においても買取価格が上昇しており、売り時といえます。とくにヴィンテージシャネルブームやミニバッグの流行など、バニティ人気に追い風が吹いている状況です。
シャネルのバニティを買取に出したい方は、「銀座パリス」にお任せください。独自の販売網を築いており、高額買取が可能です。
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※買取価格については、2022年11月時点での情報です。
まとめ
シャネルのバニティは、近年のヴィンテージシャネル人気もあり、中古品でも需要の高いアイテムです。とくに定番カラーの黒や、人気素材のキャビアスキンは高額買取を期待できます。
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