1837年、馬具工房から始まったエルメス。バッグや財布など革商品を中心に多くの女性が憧れるファッションブランドですが、時計はメンズでも使えるようなデザインから女性がエレガントにつけられるようなものまでさまざまあり人気を集めています。今回は中でもエルメス腕時計の代表作ともいえる「Hウォッチ」について紹介します。
エルメスのHウォッチってどんな腕時計?
Hウォッチはその名の通り、ケースがHERMESの頭文字である“H”モチーフになっています。ぱっとみてエルメスとわかるそのデザインは、大胆ですが繊細さも感じられカジュアルにもフォーマルにもつけられる時計です。
エルメスはデザイン性の高さに加え、美しいものは機能性にも優れるべきであるという考えから、正確に時を刻み見やすい文字盤になっています。ベルトの種類やカラー、ケースの雰囲気のバリエーションがさまざまなので、自分にあった一本を見つけることができます。
エルメスのHウォッチのサイズ
Hウォッチのサイズは大きく分けるとTGMとPMの2種類に分けられます。
ユニセックスなTGM
TGMは32.2㎜×32.2㎜で、性別年齢問わず使える標準的な大きさで、ややかっちりとした印象を与えます。カジュアルな着こなしの時やオフィス向けの1本です。
華奢な女性向けのPM
PMは21㎜×21㎜でTGMと比べるとかなり小さめです。軽くてブレスレットのように着けられるため、女性向けと言えます。パーティーなどドレッシーなシチュエーションにぴったりです。
エルメスHウォッチの定価・中古価格と人気のモデル
エルメスのHウォッチの値段はベルトやケースの組み合わせによりまちまちですが、正規店で30万~40万弱になります。楽天では新品が23万~30万、中古は状態にもよりますが7万から15万円程度です。BUYMAでは25万~35万円ほどになっています。
HH1.110
Hウォッチの王道であるHH1.110はホワイトシェルの文字盤にアラビアンインデックスで数字が書かれているシンプルなデザインです。シルバーのケースにエルメスの強みである革ベルトを使用し、錆びにくく丈夫なため人気を集めています。
HH1.120.361/UNO
HH1.120.361/UNOは黒のレザーベルトでかっちりとした印象を見せる1本です。フォーマルな場やオフィス向きと言えます。他の物に比べやや長めに作られ、24gと軽いので女性でも気軽につけることができます。
ロンド HR 1.510
スクエア型の文字盤が多いHウォッチですがロンド HR 1.510は丸い文字盤が特徴的です。12等分された文字盤は見やすく実用的と言えます。
エルメスHウォッチの買取相場
エルメスの時計の買取は定価の10~20%が一般的です。Hウォッチだと3万~10万程度になります。
ベルトの種類や状態のよさ、ダイヤの有無などによって大きく値段が変わることがあるので、自分が買取に出したい時計がどういうものなのか確認してから査定に出すようにしましょう。
エルメスのHウォッチは革ベルトやステンレスベルトがある!ベルトの色や素材で見せ方を変えよう
Hウォッチはベルトがさまざまな種類に変えられるので、1つでいくつもの時計の楽しみ方ができます。エルメスの革は上質で、ベルトカラーは黒やブラウンに加えブルーや紫もあるので自分の好きな色を選んでみましょう。またステンレスのベルトや2重巻きベルトもあるので、一歩上の時計の楽しみ方をすることができます。
エルメスのHウォッチのベルト交換方法
時計のベルト交換は一般的には自分で取り換えるか、時計専門店、正規店にもっていく3パターンあります。初めてベルトを交換する場合は正規店に持って行くようにしましょう。
正規店は他の2つに比べ値が張りますが、エルメス専門で時計のベルト交換をしてくれるため安心して預けることができます。正規店の料金は30,000円~40,000円が一般的です。
Hウォッチのオーバーホールや電池交換について
正規店でオーバーホールをしよう
エルメスの時計は機械式は3年に1度、クォーツ式は5年に1度のメンテナンスが推奨されています。Hウォッチはクォーツ式なので5年に1度はオーバーホールに出すようにしましょう。
クォーツ式は使っていない状態でも電池を消耗するため、電池が切れたまま放置するとバッテリーの液が漏れ、ムーブメントを壊しかねません。
オーバーホールには電池交換も含まれます。さらに、防水性なども適宜チェックし、時計を大切に使うようにしましょう。
自分にあったエルメスのHウォッチを探してみよう
HウォッチはHERMESを全面にだした、おしゃれな腕時計です。大胆にも緻密に計算されたフェイスはいやらしさがなく着けやすいです。エルメスの時計が欲しいと思ったら、ベルトやフェイスのバリエーションが豊富で自分にあった一本が見つかるHウォッチを検討してみてはいかがでしょうか。