シンプルで可愛らしくも上品なパールは、フォーマルにもカジュアルにも身につけることができる女性に人気のアクセサリー。古くから”月の雫””金魚の涙”と呼ばれ親しまれ、世界三大美女の1人でもあるクレオパトラはパールを最高の装いとし着用していたと言われています。さらには6月の誕生石にもなっていて、強い守護力もあるとされています。今回はそんなパールの買取について紹介します。
女性なら一つは欲しいパールのアクセサリー
冠婚葬祭に使えるパールのネックレスやリング
シンプルで美しく、女性の憧れともいえるパール。ラテン語だ二枚貝という意味の”pernula”が英語のパールの由来と言われ、日本語では真珠と言われていますね。ダイヤモンドやルビーは研磨などでひとの手が加わるのに対し、パールは採取されたそのままの姿が宝石となります。
パールが使われているアクセサリーといえばネックレス。何個ものパールをつなげ合わせたパールのネックレスは冠婚葬祭で使われることが多く、大変需要が高いです。また、リングにすれば1つのパールが手元で美しく輝き、手元をゴージャスにしてくれます。
90％は養殖真珠
ネックレスやリングと、カジュアルにもフォーマルにも使えるパールは市場に多く出回っていますが、その90％は養殖です。
真珠の養殖は1893年に日本人が初めて成功させたのをご存知ですか？その日本人とは世界的にも有名なジュエリーブランドの”MIKIMOTO”の開設者、御木本幸吉さんです。これだけ養殖の真珠が出回っているとなると、天然の真珠はとても価値があるものだということがわかります。
天然真珠と養殖真珠の詳しい違い
天然の真珠は、偶然真珠層をもつ貝に異物がはいりそれが小さな核となり長い年月をかけて真珠層が形成されてきたものとなります。大きさはばらばらで大きくなるにつれて形の歪んだものが多いので、真円は大変珍しいです。そのため天然真珠は大きさや形が買取時の査定に影響します。
一方、養殖真珠は真珠層のある貝に大きな丸い核をいれて人工的に短期間で真珠を作りだします。そのため真珠層は0.5mm～1mmと薄く、大気中のいろいろな物質がはいってくるために変色しやすいです。
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パールには買取されやすい種類と買取されにくい種類がある
パールにはいくつかの種類があります。ここでは代表的なパール4種類を紹介します。
日本産の代表 アコヤパール
アコヤパールは世界的に有名な”和珠”とも呼ばれる日本産のパールです。きめ細やかで透明感が高く、世界からも日本のパールは美しいと言われています。
全国各地で採れますが、特に長崎や熊本、愛媛、三重が有名な採取場所です。カラーはシルバーやゴールド、ピンク、グリーンなど様々ですが、ピンクはなかでも需要が高いため、買取額も高くつきます。形は主に丸形で、大きさは6～8mm。9mm以上のものは大変珍しく、こちらも高い買取額が期待できます。
真珠貝のなかでも最上級の白蝶真珠
真珠貝のなかでも最上級と言われる白蝶貝からとれる白蝶貝珠は、別名「南洋珠」とも言われる有名なパールです。その90％はオーストラリアとインドネシアで採れ、他にはフィリピンやタイなど温暖な地域で採取されます。カラーはオーストラリアではゴールド、インドネシアではシルバーが採れ、赤みががかったゴールドは買取額が高いです。
また、形はドロップ型が多く、大きさは10mmを超える大粒が多いことが特徴です。
幻の真珠といわれた黒蝶真珠
90％以上がタヒチ近海で採れ、”ブラックパール”とも呼ばれる黒蝶真珠。1970年頃までは幻の真珠と呼ばれていましたが、今では養殖が可能になり、その上品さから女性に大変人気を集めています。カラーは黒、グレー、グリーンやレッドがありますが、ピーコックカラーと言われるものは3％しかなく高価格で、大きさは9mm～11mmと大きめです。
世界で最も希少価値の少ないコンクパール
世界で最も少ないと言われるコンクパールは、主にカリブ海に生息するピンクガイから稀に採取されます。ピンクガイは元来食用とされていました。コンクパールの特徴は表面が火炎のような模様をしていることで、形は楕円形が多く可愛らしい印象があります。
パールを買取に出す時の査定ポイントと相場
パールの買取は安い？
パールの買取額は安いと言われていますが、その理由は中古品の需要のなさにあると言えます。冠婚葬祭で多く使われるため、一人1つは持っているパールのジュエリーですが、せっかくなので新品を買おうという人が多いです。
パールは使用するごとに光沢を失って劣化しやすいことも特徴的です。またパールのアクセサリーといえばネックレスが多いですが、パールのネックレスは他に比べ地金があまり使われていません。これらのことから買取額の相場が低くなってしまいます。しかし、一定の基準をクリアしていれば高く買い取ってもらうこともできます。
サイズは9mm以上が珍しく高額買取が期待できる
大きさは種類によってまちまちですが、アコヤパールをはじめ、ほとんどのパールは9mm以上のものは珍しく希少性が高いため、買取額も他に比べると高めになることが期待できます。
円だけじゃないパールの形
パールといえば丸いものが一般的で市場にも多く出回っているため、高く買い取ってもらうにはより真円である必要があります。また、丸以外にも最近では涙のしずくのような形をしたドロップ形が人気になっているため、高い買取額が期待でいます。
パールの光沢を表すテリは買取に大切なポイント
パールのテリというのは光沢のことを表します。その厚さや均一性、透明度などが査定にかかわってくる項目です。
ホワイト以外にも注目のカラー
ホワイトが一般的で需要が高いと言えるパールですが、カラーはホワイト以外にもたくさんあるので注目してみましょう。種類にもよりますが、アコヤパールではピンク、黒蝶真珠ではピーコックカラー、ほかにもゴールドは珍しく、高く買い取ってもらえます。
暑さを表す巻き
巻きは主に厚さのことを表します。厚いものほど光沢があり、丈夫になっているので買取額は高くなります。
ブランドも査定に関わる
パールのブランドといえば、”MIKIMOTO”や”田崎”があります。このようなブランドのものは中古の需要も高まり信頼性もあり高い買取額になります。
ブランド品を買い取ってもらいたいとき、どのような方法で買取してもらいますか？ほとんどの人は自分で買取専門店へ持っていき、査定をしてもらうでしょう。しかし、最近の買取専門店はいろいろな方法でブランド品の買取を行なっていて、そのひとつにオンライ[…]
パールを買取に出す前に注意したいお手入れのこと
保管方法に気を付けよう
パールの保管は、他の宝石に比べるとより丁寧に慎重に扱う必要があります。パールは専門のアクセサリーケースを準備し、他の宝石とは別に保管し、直射日光のあたらない暗いところで保管しましょう。
汚れをふき取る
買取のまえには布で汚れをふき取ります。パールはやわらかく、キズが付きやすいので優しくふき取るようにしましょう。
真珠のアクセサリーを持っている方は普段どのようなお手入れをしていますか？真珠は輝くように美しい光沢が魅力です。その輝きを長持ちさせるためには、適切なお手入れをしなければなりません。その光沢を維持するためにはどのようなお手入れをするといいので[…]
ケースや鑑別書を準備しよう
購入時についてきたケースや鑑別書は大切に保管し、買取時には必ず持って行くようにしましょう。それらがあるかないかで買取額に大きな差がでる可能性があります。
フランスのジュエリーブランド、ショーメ。皇室御用達ジュエラーの歴史を持つことでも知られるハイクラスなブランドです。ショーメは、ファッションジュエリーや腕時計ブランドとしてだけでなく、ブライダルジュエリーブランドとしても人気が高いのが特徴。多[…]
奥深いパールを知ってから買取しましょう
パールにはたくさんの種類があり、その大きさやカラーも様々です。買取では多方面の角度から査定が行われます。自分が持っているものはどんなパールなのか知っておくのもいいかもしれません。最近使っていないパールがあれば買取にだしてみてはいかがでしょうか。
