【2018年版】金の価格予想!上がり続ける資産価値が暴落する可能性とは

貴金属の王様といえばそう、金ですよね。腐食や劣化などの変質をまったく見せないその性質から、はるか昔には神秘の金属として研究されていましたが、現在においてもその不変性は不動の資産としてある種の神秘性を放っています。果たしてその価値、この先の未来も変わらないのでしょうか?今回は金の資産価値についてご案内していきます。

金の価格が高い理由と下がらない理由

金の価格が高い理由と下がらない理由

錬金術という言葉をご存じでしょうか。価値の低い金属から金を創り上げようと古代から近世まで多くの人々が研究を重ねたこの学問は、やがて近代化学へとつながりましたが、金を創るという目的は達成できませんでした。

現代において人の手で創ることが不可能とされているこの金属は、地球上での絶対量が決まっています。そしてそれは決して潤沢とは言えません。この希少性が金の価値における最大の特徴と言えるでしょう。もちろんその希少性は、高貴な輝きと不変性があってこそのものです。

世界中にある金を集めたその量は…

2018年現在までに発掘された金の量はおよそ18万トン。ピンとこないかもしれません。これはオリンピック公式競技用プール4杯分足らずに値します。有史以来、世界中の金を集めてその量なのです。他の金属に比べてかなり少ないと思っていただけるでしょうか。

一方、まだ掘り起こされていない金はというと6万トン未満。この多くは採掘困難で経済的な利益との釣り合いが取りにくい地中深くにあるといいます。採掘限界が見えていると言ってもいいのかもしれません。つまり、新しく大規模の鉱脈を見つけでもしないかぎり金の価値が下がることはないでしょう

ここまで発展した人類がまだ地球上に未踏の地を見つけられるかというと、現実的ではありませんね。

ちなみに同様に人の手で創ることが不可能な貴金属である銀は、採掘総量が100万トンを超過し、採掘可能な量も50万トンほど存在しています。リサイクル機構も整っており、需要に対する供給は金と比べ確実に潤っている状況です。

金の価値は実物資産という強み

腐食せず輝き続ける金は手に取れる現物であり、そこにある以上世界中で価値が確約されています。つまり土地や国、企業にまったく依存しない資産なのです。この信頼と安全性が金の価値をさらに高騰させているのは間違いありません。

金価格の移り変わりと予想

金価格の移り変わりと予想

そもそも貴金属のため高価であるのは当然な金ですが、実はその需要が特に高まっているのは2006年頃のサブプライムローン問題といった世界的な金融不安を抱え始めた近年のこと。事実、1998年には最安値865円だったのに対し2014年には5000円を超え、2018年現在も4000円台後半をキープし続けています。

金の増え続ける需要と止まりつつある供給

国や企業の危機など様々な事態に直面する現代、無国籍通貨と呼ばれる金の需要が高まるのは必然と言えるのかもしれません。それに対する金の供給が一方的に足りておらず、それどころか採掘量の底が見え始めています。個人だけではなく銀行や国さえも資産としての金を売るのではなく買いに回り、争奪戦と化しているというのが現在の状況なのです。

今は買うべき?それとも売るべき?

世界経済が不安定で金需要が上がり続けている時期、つまりここ数年は金の売り時です。高騰しているとはいえ、いつまでもどこまでも上がるという保証はないため、2018年現在の売却は悪くない選択と言えるでしょう。

ただ、供給は下降の一途をたどっています。焦らずじっくりと様子を見られるのも金の利点であるため、持ち続けて納得のいくタイミングで売却するのが一番適しているのかもしれません。

これからの上がり幅を考えて購入するというのも投資のひとつではありますが、アメリカの経済状況が良い時は株の価値が上がり、金の価値が下がる傾向にあります。社会情勢が落ち着く頃まで様子を見るのが良いのではないでしょうか。

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K18、1グラムの価値

アクセサリーに多いK18(18金)。金は24分率で計算するため24分の18=0.75、つまり金含有率は約75%ですが、もし買取に出した場合の計算方法はどうなるのでしょうか。

買取当日の金の価格×アクセサリーの重さ×割合(18Kなら0.75)を基本として、そこに買取店の手数料などを差し引いた価格を算出することで求められます。買取業者によって査定額が異なる場合があるため、もし買い取ってもらいたい場合は何店舗か回ってみるのが良いでしょう。

金価格が暴落!予想のシナリオとは

金価格が暴落!予想のシナリオとは

ここまでご紹介した通り、金の価値が暴落するシナリオは現在において限りなく低いと言わざるを得ません。

世界的な経済不安から高騰した需要、対する金鉱脈の枯渇により減っていく供給。これらがすべて解決される可能性はかぎりなく低いでしょう。同時に、今後金の価値が落ちる可能性もきわめて低いということですね。

金価格の予想についてのまとめ

金の価格推移はここ10年で際立った右肩上がりが続いています。金の枯渇は一時的なものではないため、この先も上がっていくことでしょう。ただし投資するとなればある程度まとまった資金が必要になり、株などと異なり利息や配当といった付加価値はありません。買い時をうまく見極め、余裕のあるときに資産として考えてみてはいかがでしょうか。