ロレックスのデイデイトは成功者の持つ時計と言われています。時計の王様とされるロレックスの中でも最上位ラインに位置付けられ、素材、技術、何をとっても最高のものが用いられています。男が憧れる時計ナンバーワンの、ロレックスデイデイトの魅力をお伝えします。
ロレックスのデイデイトが「成功者の時計」と呼ばれるワケ
歴代アメリカ大統領愛用!
1956年に発売されたデイデイトは、登場したその年に第34代アメリカ大統領のドワイト・D・アイゼンハワーに贈られたことで知られています。
デイデイトのアメリカ大統領への贈呈はその5年前、1951年に同じくドワイト・D・アイゼンハワーにデイジャストが贈られたことにからの経緯で、このときは「15万個目のクロノメーターを誰に贈るか?」ということで、アイゼンハワー大統領の名前が挙げられました。
クロノメーターはクロノメーター検定協会の認定基準をクリアした、精度の高いムーブメントを称して使われます。クロノメーターの認定基準は大変に厳しいもので、時計王国とされるスイスでさえもクロノメーターと認められたムーブメントを搭載している時計はわずか3%だとされています。
ロレックスは5万個目のクロノメーターはスイスの中立国としての地位を守り抜いた将軍アンリ・ギザン、10万個目のクロノメーターは第2次世界大戦でイギリスを勝利に導いた首相ウィンストン・チャーチルに、そして15万個目のクロノメーターはアイゼンハワー大統領に贈りました。
この15万個目のクロノメーターとしてデイジャストがアイゼンハワー大統領に贈られたことにより「アメリカ大統領=ロレックス」というイメージが広がり、さらに5年後に再びアイゼンハワー大統領にデイデイトが贈られたことで完全にイメージが定着することになりました。
その後もデイデイトは第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ、第38代アメリカ大統領ジェラルド・R・フォード、第40代アメリカ大統領ロナルド・レーガンなどに贈呈され、また各大統領もデイデイトを愛用し、地位を不動のものにしました。
ゴールドとプラチナの高級素材使用!
デイデイトはプラチナとゴールドだけを素材に使用しています。他の時計は高級品とされているものでもステンレス素材を使用したモデルを出しています。
スタンダードモデルとしてステンレス素材のもの、上位モデルとしてプラチナやゴールドを素材としているものを出すことが多い中、ステンレスを素材として採用していないロレックスデイデイトは非常に珍しい存在と言るでしょう。
高級素材のみが使用されていることが、デイデイトの名前だけでここまでのゴージャスさやエレガントさを感じさせることができる理由の中でも大きなウェイトを占めていることは間違いないでしょう。
またデザインも高級素材の良さが最大限に活かされています。全体がゴールドであっても嫌みにならないのは、ロレックスのデザイン力の高さを裏付けるものでしょう。デザインの力で高級素材はさらにその魅力を増し、最高のラグジュアリーな時計に仕上げられています。
最先端・最高クラスの技術!
ロレックスの時計と言えば、どれも高い技術が使われていることは間違いありません。ロレックスは防水性の極めて高いオイスターケース、自動巻きのパーペチュアル、ディスク式で瞬時に日付表示を切り替えるデイトジャスト機能を発明したことで、技術力の高さを世に知らしめることに成功しました。
これらは時計会においては3代発明とされていますが、ロレックスは曜日をフルスペルで表示させる技術も開発し、その機能を搭載しているのがデイデイトです。
この曜日のフルスペル表示は英語だけでなく、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語といった、26ヵ国の言語を選択して表示させることができます。もちろん日本語も含まれていて、アメリカをはじめとする英語圏のみならず、世界中の成功者のための時計だということのアピールだともされています。
フルスペルでの曜日表示機能を搭載しているのはロレックスでもデイデイトだけで、ロレックスの持つ最高峰の技術が結集されていると言えるでしょう。
ロレックスデイデイトと言えばコレ!「18039」「18039a」の人気のワケ
「18039」「18039a」の基本スペック
ロレックスデイデイト「18039」「18039a」は1970年代の後半から1980年代後半に製造された、人気の高いモデルです。
ケースの大きさは36mm、厚さは13mmで重さは約180gです。それまでのモデルと変更された点はムーブメントと風防です。風防はプラスチック風防からサファイアガラス風防に変更され、その結果、防水性能が100mまで向上しました。
ムーブメントはキャリバー1556搭載から3055搭載に変更され、日付のクイックチェンジが可能になり、ロービートからハイビートへ進化を遂げました。振動数は毎時28,800振動、パワーリザーブは約48時間です。
「18039」「18039a」の違いとすすめポイント
「18039a」は「18039」に装飾としてダイヤインデックスとバゲットダイヤが付いているタイプです。「18039」はシンプルな美しさを際立っているのに対し、「18039a」はダイヤモンドを廃していることで豪華さを楽しむことができます。どちらもロレックスデイデイトの風格が引き出されている、存在感ある時計です。
ロレックスデイデイトの中でも別格!魅惑の「118206」「228206」
プラチナ×アイスブルーのクールさこそが「118208」「228206」のすべて
アイスブルー文字盤はクールさと知性が感じられ、ロレックスの中でも圧倒的な人気を誇っています。デイデイトやデイトナでプラチナ素材との組み合わせのモデルがあり、「ロレックスと言えばアイスブルー文字盤」という人も少なくありません。
薄い水色と言ってしまえばそれまでですが、プラチナやベゼルなどに配されているダイヤモンドと合わさると、本当に美しい輝きを放ちます。
デイデイトのプラチナ×アイスブルー文字盤と言えば、「ロレックス デイデイト ラグダイヤ 118296」がまず代表格にあげられます。ゴールド素材のものにはフルーテッドベゼルのデイデイトがありますが、プラチナ×アイスブルー文字盤のデイデイトにはフルーテッドベゼルがないことを一番の特徴としています。
どちらが好み?「118206」「228206」の違い
「118206」はデイデイト、「228206」はデイデイト40です。デイデイトは大きさが36mmであるのに対してデイデイト40は40mmなので、「118206」よりも「228206」の方が大きくなります。わずか4mmでも1割違うことになるので、印象的にはかなりの違いが感じられます。さりげなく着けたい人は「118206」がすすめです。
ステータスとしてならロレックスデイデイト金無垢がおすすめ!
イエローゴールド?ピンクゴールド?ホワイトゴールド?選び方は?
ロレックスデイデイトはプラチナとゴールド、2つのみを素材として使用している最高級で時計です。ゴールドとしてはイエローゴールド、ピンクゴールド、ホワイトゴールドの3種類のものがあり、好みに応じて好きなデイデイトを選ぶことができます。
イエローゴールドはもっとも金らしい、黄金色の輝きを特徴としています。とてもリッチな表情で、圧倒的な存在感を放ちます。富と明喩を手に入れた成功者に相応しいでしょう。
ピンクゴールドは優しくて穏やかな輝きを特徴とする、奥ゆかしさも感じさせる素材です。ギラギラとした印象ではなく、どちらかと言うと女性らしい雰囲気があります。人に威圧感を与えないので、人とのつながりを大切にする職業の人に向いています。
ホワイトゴールドはプラチナに似ていますが、プラチナよりも温かみのある輝きを特徴にしています。シャープな輝きが知性を感じますが、ゴールドの柔らかさも持っているのでマイルドな印象です。付ける人や着る服を選ばない、万能な時計と言ます。
ロレックスデイデイト金無垢の買取事情と高く売る方法
金無垢は金としての資産価値もあります。ロレックスデイデイト118238は重さが180gですが、18Kであることなどから金そのものは100g程度になり、そのときの金相場に100をかけると金としての資産価値を簡単に計算することができます。金相場が高いときは、それだけ高く換金できます。
しかしロレックスデイデイトは時計として高い価値があるため、金として換金するよりも時計として買取に出す方がかなり高く売ることができます。時計としての高価買取とするためには良い状態を保つことが何よりも大切になるので、取り扱いには十分に注意しましょう。
また買取先も慎重に選ぶことが重要です。ロレックスは高価なので、買取店も売却先の目処がある程度ある場合の方が、高価な買取金額を出しやすくなります。ロレックスや他のブランドの金無垢モデルを多く扱っているかどうかをきちんとチェックして、買取店を選ぶようにしましょう。
ロレックスデイデイトで知っておくべき3つのこと
「デイデイト」「デイデイト2」の違いを知ろう!
デイデイト2は2008年に発売された、デイデイトの派生モデルです。デイデイトが36mmだったのに対し、デイデイト2は41mmと5mmサイズが大きくなりました。2015年には40mmのデイデイト40が発売され、デイデイトには3サイズが存在していることになります。
デイデイト2は5mmのサイズアップの他にグレードをさらに上げたブレスレットの採用などが行われ、より高い存在感を示す時計へと進化させました。耐震装置としても新しいパラフレックスが採用され、揺れや振動に対する強度も高められています。
デイデイト2は新世代機械式ムーブメントであるキャリバー3255を搭載しています。キャリパー3255は厳しいクロノメーター規格より、さらに高い精度を誇るムーブメントです。14もの特許技術が取り入れられている、メカニック的にも最高峰の時計になっています。
デイデイトの派生モデルとして登場したデイデイト2は2008年に発売されましたが、製造期間は意外と短く、2015年には製造中止となっています。そのため将来的には価値上昇が見込めると考える人も少なくなく、ロレックスの中でも期待度が高い時計です。
トリドールブレスの豪華さを知ろう!
トリドールはロレックスデイデイトに使用されているブレスレットの名称で、プレジデントブレスレットとも呼ばれています。
ホワイトゴールドとイエローゴールド、ピンクオールドの3種類のゴールドが使われているブレスレットで、デイデイトの他にデイトジャストにも採用されています。3種類のゴールドは独特の色合いと、ゴージャスな輝きを楽しませてくれます。
トリドールブレスレットはロレックスがデイデイトのために作り出した、半円形の3連リンクの、特別仕様のブレスレットです。一般的なロレックスに採用されているブレスレットにはオイスターとジュリビーがありますが、それらとは別格の存在感を放っています。
プレジデントブレスレットが採用されているのはデイデイトと一部のプレステージモデルのみで、特徴があり、一目でトリドールブレスレットだとわかる点も人気の理由のひとつになっています。
ロレックスの製品にはすべてにおいて厳しい検査が行われていますが、デイデイトのトリドールブレスレットにも人の目による照査という検査が行われています。この検査を通過することにより完璧な美しさが保証されているのがデイデイトのプレジデントブレスレットで、最高の風格を漂わせています。
トリドールブレスレットが積極的に採用されていたのは80年代から90年代にかけてで、中古市場でもトリドールブレスレットのロレックスデイデイトの人気は別格です。
愛用者の顔ぶれを知ろう!
元プロ野球選手・監督の山本浩二は、デイデイト18239Aの愛用者です。プロレスラーの天龍源一郎は色はシルバー、8P+2Pバケットダイヤインデックスインデックスの文字盤、ダイヤベゼルのデイデイト プラチナ118346A・M番を愛用しています。
EXILEのMATSUが愛用しているのは8Pダイヤ、2Pバケットダイヤのデイデイト118238A、梅沢富美男はデイデイト118296Aを愛用しています。演歌歌手の北島三郎が愛用しているデイデイト18K・18388は18Kケースにダイヤモンドがふんだんにあしらわれている文字盤の、とても豪華な時計です。
「成功者の時計」ロレックスのデイデイトは、何もかもが素晴らしい!
ロレックスデイデイトは素材も技術も最高のものが用いられている、至高の腕時計です。アメリカ大統領をはじめ、実際に世界中のトップの地位にいる人の多くに愛されています。ロレックスデイデイトに、実際に触れてみてはいかがでしょうか?素晴らしい世界が広がっています。