ルイ・ヴィトンといえば、花や星、LVのマークを散りばめたモノグラムのパターンが有名です。オフィスから日常使いまで幅広く合わせられるため、かっちりとしたスタイリッシュなイメージをもつ方もいれば、カジュアルに使えるイメージをもつ方もいるでしょう。
そんな汎用性の高いルイ・ヴィトンを、よりポップに使いこなしたい方に人気なのが、「キャットグラム」です。
今回はルイ・ヴィトンのキャットグラムについて、その魅力やデザインの特徴、買取相場などを紹介します。
コラボ商品「キャットグラム」とは
キャットグラムは、2018年にルイ・ヴィトンのリゾートコレクションとして発表されました。特徴は人気のモノグラムに猫のイラストが加えられたことです。コレクション名のキャットグラムも、猫(キャット)とモノグラムを組み合わせて作られています。
モノグラムの庭で自由に過ごす猫たちのイラストは、『VOGUE(ヴォーグ)』誌(アメリカ)の元クリエイティブディレクターとしても有名なグレース・コディントンが手がけたものです。アニメや絵本のキャラクターのように可愛らしくデザインされた猫たちは、抜け感のあるファッションにもよく合います。
アイテムごとにイラストの取り入れ方は異なり、長財布、ショルダーポシェット、レザーのハンドバッグ、シューズ、スカーフ、傘など多くのラインナップが登場しています。
グレース・コディントンの経歴
キャットグラムを語るうえで外せないのが、イラストの提供者であるグレース・コディントンの存在です。18歳のときに『VOGUE』主催のモデルコンテストに参加し、見事ヤングモデル部門で優勝したグレースは、やがてイギリスで人気モデルとなりました。
イギリスやフランスでモデル業を続けつつファッション業界の知識を身に付けたグレースは、その後28歳のときにエディターへ転身します。『VOGUE』でエディターとして働きながら、当時はフォトグラファーが行っていたコーディネートを自ら手がけるなど、業界に多くの革新をもたらしました。
多忙な日々を送るグレースを癒したのが、彼女の愛猫たちです。2018年にはルイ・ヴィトンとのコラボでカプセルコレクション「ルイ・ヴィトン×グレース・コディントン(LOUIS VUITTON ×GRACE CODDINGTON)」を発表しています。可愛らしいイラストをふんだんに使用したコレクションからは、愛猫家ぶりが伝わってきます。
キャットグラムの種類と買取相場
ここからはキャットグラムのラインナップと、種類ごとの主な特徴や買取相場を紹介します。
ルイ・ヴィトンとグレースのコラボコレクション、キャットグラムは、限定品のため人気も希少価値も高くなっています。高価買取が期待できる一方で、注意したいのが査定時のアイテムの状態です。使用感の有無や状態によっては価格が変動することがあるので、査定を受ける前に、きれいにお手入れするようにしましょう。
ツイスト MM
ツイスト MMは、チェーンショルダーのついたバッグです。写真などで見ると小ぶりなアイテムに見えますが、実際は横幅23cm、縦幅17cm程度と、抜群の収納力があります。
買取価格は使用感の有無によって大きく変わり、状態の良いもので20~21万円程度が相場です。詳しいサイズは、次のとおりです。
・本体サイズ:約23cm×約17cm×約9.5cm(横幅×縦幅×マチ)
・持ち手の高さ:約54cm
本体内部は鮮やかなオレンジ一色に仕上げられている一方で、外側は落ち着いたブラウンを採用しています。カジュアルはもちろん、チェーンショルダーのすっきりとした印象がエレガントなファッションとの組み合わせも楽しませてくれます。
プティット・ボワット・シャポー
手触りの良いカーフレザーを使用した、丸みのあるフォルムが特徴のショルダーバッグです。
プティット・ボワット・シャポーはキャットグラム以外のラインナップも豊富で、さまざまなデザインがあります。キャットグラムのみで見ると、買取相場は約27万円です。
・本体サイズ:約17.5cm×約16.5cm×約7.5cm(横幅×縦幅×マチ)
・持ち手の高さ:約50cm
ショルダーとして使用した場合の基本サイズは、上記のとおりです。ストラップを取り外してハンドバッグとしても使用できるため、さまざまなシーンで活用できます。
プティット・マル NM
ルイ・ヴィトンというブランドの始まりは、ひとりの天才による旅行用トランクメーカーの独立開業からでした。そんなブランドの歴史を思わせるような、ミニトランク型のバッグがプティット・マル NMです。
買取相場は約31万円と、がっしりとした作りに相応しい価格です。写真からは大きさの想像がつきにくいかも知れませんが、以下のとおり、収納性をしっかりと確保しています。
・本体サイズ:約13.5cm×約20cm×約5cm(横幅×縦幅×マチ)
直線的なフォルムは厳重なトランクを思わせつつ、可愛らしい猫のイラストと細身のストラップでスタイリッシュに仕上げています。内側はシンプルで、長く使い続けられる飽きの来ないデザインです。
パナム・セット
縦長のショルダーバッグのセットです。大きめのバッグに一回り小さいバッグがついてきます。落ち着いたブラウンにビビッドなオレンジのモノグラムを使用したデザインに、散りばめられた猫と犬の組み合わせが魅力的です。
パナム・セットの買取相場は、大と小セットで約15万円です。
・本体サイズ:【大】約13cm×約18cm×約4cm(横幅×縦幅×マチ)・【小】約11cm×約14cm×約3.5cm(横幅×縦幅×マチ)
・ストラップの長さ:約92~107cm
それぞれのバッグの詳しいサイズは、上記のとおりです。内側には鮮やかなオレンジに、ネズミたちに囲まれた猫のイラストが描かれています。
トゥルース・エリザベット
さりげなくルイ・ヴィトンのアイテムを持ちたい方に人気なのが、ペンケースなどの小物類です。愛らしくじゃれ合う猫たちが特徴的なペンケース、トゥルース・エリザベットは、約2.5~3万円の買取相場となっています。
・本体サイズ:約21cm×約6cm×約5.5cm(横幅×縦幅×マチ)
本体サイズは、上記のとおりです。横から見ると、底が広めに作られていることが分かります。可愛い見た目と収納力を両立させた実用性の高いアイテムです。
カイエ・クレマンス
可愛い猫たちと、仕事や勉強も頑張りたい方に人気のアイテムが、ノート「カイエ・クレマンス」です。中身はシンプルな罫線かと思えば、ページの所々に犬や猫のイラストが散りばめられた、手の込んだ一冊に仕上がっています。
ノートとはいえ、専用箱の有無が買取価格に影響を与える点はバッグや財布などと同様です。
カイエ・クレマンスの買取相場は、約1.5~2.5万円あたりに落ち着いています。
・本体サイズ:約14cm×約19.5cm(横幅×縦幅)
具体的なサイズは、上記のとおりです。一般的なノートのB5サイズが18.2cm×25.7cmのため、一回り小ぶりに作られています。
ジッピー・ウォレット
腰を高く上げて伸びをする3匹の猫が愛らしい、シンプルな作りの長財布です。内部にはネズミに囲まれながらリラックスする猫と犬の姿が描かれており、開くたびに癒されるデザインに仕上がっています。
ジッピー・ウォレットの買取相場は、約6万円といったところです。
・本体サイズ:約9.5cm×約10.5cm×約2.5cm(横幅×縦幅×厚さ)
サイズはごく一般的な長財布と同等で、コンパートメント内部はカードポケットが多く、使い勝手の良さが魅力的です。
ポルト アドレス・キャットグラム
キャットグラムのコレクションには、犬のデザインも取り入れられています。バッグを飾るちょっとしたアクセサリーが欲しい方に喜ばれているアイテムです。
犬と猫で大きな価格差はなく、いずれも買取相場は約4万円です。
・本体サイズ:約18.5cm×約9cm(横幅×縦幅)※犬モデルの場合
フォルムは犬のほうが縦長で、猫のほうが横長の傾向にあります。表面はイラストどおりの可愛らしいデザインですが、裏面はしっかりとルイ・ヴィトンおなじみのモノグラムが採用されており、威厳性を保っています。
キャットグラムの買取は「銀座パリス」がおすすめ
ファッション業界をけん引してきたルイ・ヴィトンとグレース・コディントンのコラボにより生み出された「キャットグラム」は、現在も多くの人気を集めています。希少性が高いからこそ、買取を依頼するときは、ニーズと価値を理解した業者による適切な査定が欠かせません。
銀座パリスでは、キャットグラムはもちろん、多くのルイ・ヴィトンを査定してきました。その他ブランド品やジュエリーの買取・販売実績も豊富で、査定担当者はいずれも専門知識を有した人物です。
ニーズを考慮した適正価格での買取をご希望の方は、ぜひ銀座パリスにご依頼ください。全国で約40店舗を展開し、出張査定や宅配買取など、遠方のお客様にもお気軽にご利用いただけるサービスを用意しております。
まずは大まかな価格を知りたい方は、好評のLINE査定もおすすめです。
※買取価格については、2022年6月時点での情報です。
まとめ
ルイ・ヴィトンのキャットグラムは、いつものモノグラムに猫の愛らしさをプラスした個性的なコレクションです。カジュアルなファッションに合わせやすい気軽さを感じさせてくれる一方で、ルイ・ヴィトンらしい使い勝手の良さも持ち合わせています。
希少性が高く買取価格も期待できるキャットグラムの査定をご希望の方は、ぜひ銀座パリスにご相談ください。正しい知識を有した担当者が、大切なコレクションに相応しい、丁寧な査定を行います。