ジンカイトの石言葉やパワーストーンとしての効果は?アクセサリー・原石としての価値

ジンカイトはダイヤモンド並の屈折率を持っていることで知られている、オレンジ色の美しい石です。知名度があまりないものの、パワーストーンとしては人気がある石なので、ヒーラーの間ではよく知られています。今回はこのジンカイトについて特徴や石言葉など解説していきます。

ジンカイトとは

ジンカイトとは

ジンカイトの特徴

とてもきれいなオレンジ色をしたジンカイトは、光を当てると一層強い輝きを放ちます。ジンカイトが発見されたのは、亜鉛塗料の工場や鉱山の火事の現場でした。偶然発見されたジンカイトは、焼けた灰の中で「フェニックス」のようにオレンジ色に輝いていたそうです。

亜鉛が酸化することで作られる酸化亜鉛鉱物であるジンカイトは、別名「ジンサイト」と呼ばれていて、ダイヤモンドのように光り輝く性質があります。

ジンカイトは、亜鉛が結晶を作る半人工結晶ですが、偶然発見されたものの中には天然のものがあります。宝石として利用できるジンカイトは、アメリカのニュージャージー州のフランクリン鉱山で見つかったものでした。

しかし、この鉱山はジンカイトが産出されなくなり閉山しているので、今後は宝石質のジンカイトが産出されることがなくなってしまいました。

ジンカイトの産地

アメリカのニュージャージー州、フランクリン鉱山で産出されたジンカイトは、鉱物の中に「蛍光鉱物」を多く含んでいます。この蛍光鉱物とは、ブラックライトを当てることで発光現象があることです。この現象は天然のものにしか見られないので、半人工結晶と天然のものを見極める方法となります。

アメリカのフランクリン鉱山は閉山していて、現在はジンカイトが産出されるのはナミビアのツメブ鉱山があります。残念ながらこの鉱山からは宝石質のジンカイトは産出されません。

ジンカイトの歴史

ジンカイトは、亜鉛を意味する「ジンク」から名付けられた亜鉛を主成分の鉱物です。亜鉛の名前が由来になったのは、亜鉛工場の煙突部分に結晶を作る歴史があったからです。亜鉛工場や鉱山の火災の跡から、偶然ジンカイトが見つかったりすることもあったので、この名前がつけられました。

ジンカイトの石言葉

ジンカイトの石言葉

ジンカイトの石言葉は、「情熱」「復活」「活力」「想い」です。どれも前向きなポジティブな言葉です。ジンカイトは火のようなオレンジ色をしている石です。炎のように気持ちに火をつけて心の中に秘めていた想いを復活させ、活力を与えて実現に向けて情熱を持って取り組める力を与えてくれるでしょう。

パワーストーンとしてのジンカイトの効果

パワーストーンとしてのジンカイトの効果

ジンカイトの効果

ジンカイトはパワーストーンとして「創造性や個性、復活を象徴する石」としての意味を持っています。心の中に秘めているものを燃え上がらせる効果がある石として、前向きにそして力強く人生を進むための活力が欲しい人におすすめです。

また、心と身体のバランスを取り、パワーを高めることによってより高い次元へ意識を持っていく効果があるとされています。その効果によって、喜びや希望をしっかり感じられるようになるのでネガティブな考えをポジティブに変えてくれます。

人間関係をよい方向へ導いてくれる効果もあるといわれているジンカイトは、パワーストーンの中でもかなり強いエネルギーを持っている石です。しかし、ジンカイトは希少性が高い石ですので、天然のジンカイトに出会えることが難しいのです。

ジンカイトの効果的な身につけ方

ジンカイトは、不安な気持ちを抱えている時に身につけると効果的です。例えば、新しい環境になじめない時や前向きな気持ちになりたい時、緊張してしまう時などです。

ジンカイトはその鮮やかなオレンジ色から、不死鳥のように何度でも立ち上がって挑戦する熱いパワーを与えてくれる石です。情熱を持って何事にも挑戦したいときなど、ジンカイトを身につけてみてはいかがでしょうか。

ジンカイトの効果的な組み合わせ

ジンカイトの効果的な組み合わせ

ジンカイト自体、情熱を持って物事に取り組むパワーを与えてくれる石ですが、他の石と組み合わせることによって、その効果がよりパワーアップされます。

ジンカイトと組み合わせるのにおすすめなのは、ペリドットです。ジンカイトとペリドットを組み合わせることで、より情熱的で前向きな気持ちになれるのです。

ペリドットについての記事はこちら

ペリドットは古代エジプトで、太陽の神に通じる石として崇められていました。そして、オリーブグリーンの透明なペリドットは昼でも夜でも美しくきらめくため、「夜会のエメラルド」や「夜のダイヤモンド」と呼ばれていました。今回はこのペリドットについて、[…]

ペリドット

ジンカイトの取り扱い

ジンカイトの取り扱い

ジンカイトは硬度が低い石なので、取り扱いに注意が必要です。また、太陽の光に弱いので長時間陽が当たる場所に置かないようにしましょう。また、水にも弱い石ですので汚れたからといって、水洗いは避けましょう。

アクセサリーに加工されることがあまりないジンカイト

ジンカイトは現在宝石質のものが産出されることがなくなっています。宝石質のものは希少性があり、なかなか手に入らないのが現状です。市場に出回っているのは半人工結晶がほとんどです。

なかには半人工結晶であるにも関わらず、天然だと偽って売られている場合もあるので、十分な注意が必要です。正しい知識を持っていれば天然のものとそうでないものを見極めることができます。

情熱的な気持ちを持って前向きに歩ませてくれるジンカイト、気持ちに迷いが出た時に手にしてみてはいかがでしょうか。