セリーヌ『クラシックボックス』は色・サイズでインスタからコーディネート術を学ぼう

ブランドバッグの文字を見て何が思い浮かびますか?華やかな装飾、前面を飾るブランドロゴ、時には個性的なデザイン…。服装も合わせて常にピシッと決められるのならいいものの、ナチュラルスタイルで過ごしたい日ってありますよね。そんなときでもシンプルかつエレガントに大人の女性を彩ってくれるブランドといえば、ごぞんじセリーヌ。今回はその中でも不動の人気を誇るバッグ、『クラシックボックス』についてご紹介します。

セリーヌのクラシックボックスはなぜ強い支持を得たのか?


 
セリーヌのバッグといえば、なんといっても洗練されたシンプルなスタイル。中にはラゲージやトラペーズなどの個性的で遊び心をそなえたデザインの製品もありますが、優れたバランス感覚に基づいたデザインであることは明白でしょう。

そしてそのバランス感覚、セリーヌの追求する「洗練」の粋、そのひとつの到達点。それが『クラシックボックス』です。シンプルというコンセプトはえてして没個性的になりやすいものですが、角の取れたやわらかなフォルムとサイズ感、穏やかな気品は、不思議と一度見たら忘れられません。

華美に走らず気取らない大人の女性のために作られたクラシックボックスは、シンプルであるがゆえ一過性のものにならないという確固たるスタイルによって、多くの女性の根強い支持を集めているのです。
 

Commerce Cloud Storefront Reference Architecture…

「一生モノ」という言葉の本質

一過性のものにならないということは、流行に左右されないということ。

ブランドアイテムに敏感なファッショニスタなら流行は当然気になるポイントですが、その一方で、あまりこだわらず気に入ったアイテムだけ手に入れて大切に使い続けたいな…なんて考えるライトユーザーでも、いずれ時代遅れと言われてしまうのは望ましいことではないはずです。

自分のファッションを楽しみ、上質な製品を丁寧に使いこなしていく。もしそんなライフスタイルを望んでいるのなら、セリーヌのクラシックボックスは末永く寄り添ってくれることでしょう。

カジュアルもフォーマルも。コーデの包容力

シンプルデザインの最大の魅力は、なんといってもどんなスタイルやカラーにもしっくりと馴染んでくれる点でしょう。

クラシックボックスはストラップの調節で肩掛けも楽しめる3WAY仕様になっていて、カジュアルにおいてフェミニンからパンツスタイルまで驚くほど順応してくれます。もちろんフォーマルとの相性も抜群。落ち着いたデザインは埋没せず主張せず、柔らかな大人の女性を演出すること間違いなし。

服装を問わないということはつまり、オンオフを問わず使用できるということ。この安定した使いやすさ、包容力が、クラシックボックスが愛される理由のひとつでしょう。

削ぎ落とすという美の形

外側にポケット、遊び心のワンポイント、デザイナーの自負をかたどった個性的な見た目。いずれもクラシックボックスには見当たりません。

クラシックボックスを創り上げたデザイナー、フィービー・ファイロは2017年末に退任するまでの10年間、実に魅力的なアイテムを世に送り出してきました。ラゲージを代表とする軽やかな個性はバッグだけではなくシューズやトップスなどにも存分に反映されてきましたが、クラシックボックスもまぎれもなくそのなかのひとつ。

共通して据えられているのは「Less is More」、訳すと「少ないことは豊かなこと」というファイロの信念です。

クラシックボックスが持つシンプルで飾らない美しさ。一人ひとりの女性に向き合ったデザイナーだからこそ導き出せる、ひとつの極点と言えるでしょう。

クラシックボックスの魅力を解説

それではここで、さらにクラシックボックスの魅力を掘り下げていきたいと思います。

スモールとミディアム、2種類のサイズ

現在、クラシックボックスは2パターンのサイズで新作が発表されています。

スモールクラシックはコインパースや数点のメイク道具、スマートフォンなど、必要最低限のアイテムだけが収納できるサイズ。率直な感想を述べるならセカンドバッグとしての使用が効果的ですが、小さく可愛らしい丸みのあるシルエットはそれだけで魅力的なため、肩掛けスタイルにして外出したくなるのも確かでしょうか。

それよりやや大きめ、中に仕切りもついて意外な収納力を秘めているのがミディアムクラシックです。小型のバッグだけのときには留守番になりがちな長財布が入るだけではなく、外出時に必要な身の回りのものがひととおり収納できる気配りの利いた設計。

エレガントでありながら日々をしっかりと支えてくれる安心感に、魅力を感じる方は少なくないはずです。

カラーバリエーション

定番で人気のカラーはやはりカーフスキンのブラックです。オフィスでもプライベートでも間違いなく馴染むのはもちろんのこと、癖がないためどんなコーディネートでも合わせやすい取り回しの良さが強み。

とはいえ、ファッションの指向によっては黒だと無難にまとまりすぎて味気ないことがありますよね。高級感あふれるバーガンディ、鮮やかなレッド、上品なキャメルなどスタンダードカラーのほか、ピンクやライトグレーといったパステルカラーも発売されているため、本当に気に入った色を選ぶというのも楽しみのひとつでしょう。

変わり種ではリザードスキンやミンクなども存在しています。

2018年も新作が発表されているクラシックボックスですが、中には日本でまだ展開されていないカラーも。自分のファッションスタイルに合うクラシックボックスが必ず見つかることでしょう。

クラシックボックスのためのインスタから学ぶコーディネート術

 
クラシックボックスを入手した、あるいは入手したいけれど、コーディネートについてまだまだ磨く余地がありそう。もっと上を目指したい!そんなとき大いに参考になるのは、やっぱりインスタグラム。自分好みのファッショニスタの写真を自分に重ねて見てみましょう。

体型が…といったことは横に置いておいて、配色、ベーシックとモードのバランス、堅くまとまりすぎないシルエットなどが見えてきませんか?

更には#クラシックボックスで検索してみましょう。クラシックボックスはそのエレガントなフォルム、基本的に落ち着いた彩度の色遣いがコンサバファッションに寄せやすく、特に黒となると単体では遊びの要素が控えめな面があります。

無地でまとめたファッションを素直にグレードアップさせてくれる一方で、ドットや花柄といった柄入りのアイテムを取り入れることによってまた大きく印象が変わってくるのがお分かりでしょうか。どちらが好みかはもちろん人それぞれ。「自分ならこうするかも…」といった発想を取っ掛かりにしてみましょう!

セリーヌのクラシックボックスおすすめ5選と値段

豊富なカラー、さらにはスキンまで数種のバリエーションが作られているクラシックボックス。自分らしさを最大限に活かせる一品を選べるのが魅力のひとつですが、そうなると出てくるのが、多すぎて絞れない!なんて悩みかもしれません。ここではクラシックボックスの2018年イチオシおすすめモデルをご紹介しましょう。

※2018年9月現在、セリーヌの公式サイトや公式SNSがリニューアル中のため、こちらの情報は「海外ブランド取扱通販サイト(BUYMA)」からのご紹介となっています。あくまで参考価格・中古価格であることをご了承ください。

クラシック ミディアム ボックスカーフスキン キャメル

クラシック ミディアム / ボックスカーフスキン
出典:CELINE

ブラックが人気のカラーであることはご紹介したとおりですが、キャメルもまた人気のカラーです。冒険とは無縁なオフィススタイルは味気なくなりがちなもの。そこにこの落ち着いた深みのあるキャメルカラーを添えると、そっけないモノトーンに品のあるぬくもりが生まれます。

もちろんオフスタイルもエレガントに演出してくれることでしょう。参考価格は534,600円となっています。

クラシック スモール ボックスカーフスキン レッド

クラシック スモール / ボックスカーフスキン
出典:CELINE

クラシックボックスのレッドは、なんといってもその鮮やかさが特徴。それでいて決して派手すぎない色味のバランス感覚が抜群で、シンプルなカラーと服装を好む女性にこそおすすめしたいバリエーションのひとつです。参考価格は415,800円。

クラシック ミディアム クロコダイル 日本未展開

丸く柔らかくなめらかなカーフスキンとはイメージも手触りも一線を画すアイテム。それがこのクロコダイルです。カラーバリエーションはアンスラサイト(ダークグレー)とヴェール・フォンセ(ダークグリーン)の二種。いずれもビターで高貴な印象を与え、働く大人の女性の格好良さを体現したような逸品と言えるでしょう。

参考価格は2,803,600円と比較的お高めですが、なんといっても日本では展開されていないため普及率も多くはありません。他とは一味も二味も違う自分だけのクラシックボックスを楽しみたい方におすすめです。

クラシック ミディアム リザード ダークグリーン

 
クロコダイルほど硬質ではないけれど、カーフスキンとは違うクラシックボックスを手に入れたい。そんな方にご紹介したいのがリザードスキンです。

カラーバリエーションは6種あり、黒や赤など定番のカラーリングはもちろん、装飾のないクラシックボックスの中ではちょっと個性的なナチュラルというモデルも存在していますが、中でもおすすめなのがダークグリーン。

シックな装いを定番にも奇抜にもせずエレガンスに彩ってくれるカラーリングは、使いこなしていくほどに愛着が湧くこと間違いなしです。参考価格は954,200円。

※写真はダークグリーンではありません

ミディアム クラシック カーフスキンリエージュ 日本未展開

最後におすすめしたいのがこちら。2018年モデルのカラーリングはアビスブルー(ネイビー)、トープ(グレイブラウン)、リコリス(カーボンブラック)の三種。柔らかで強いリエージュカーフスキンを使用した新作は、黒に近いものの黒とは異なる微妙な色合いが魅力です。

カジュアルで使いこなす難易度はちょっとだけ高いかもしれませんが、そのぶん大人の女性らしさをぐっと引き立ててくれる優秀なパートナーになってくれる逸品です。参考価格は478,500円。日本未展開ですが比較的入手しやすく、狙い目のモデルであること間違いなしでしょう。

以上5種類を参考に、あなただけのお気に入りクラシックボックスを探してみましょう。なお、こちらで挙げたモデルにつきまして、公式サイトや正規店以外での購入は偽物が含まれている恐れがあることにご注意ください。

セリーヌのクラシックボックスのお手入れ法

セリーヌのクラシックボックスのお手入れ法

クラシックボックスに主に使われているボックスカーフスキン。これはレザーの高級品カーフスキンにボックスカーフという加工法を施し、本来的には傷つきやすい性質の原皮を美しさを損なわないまま傷つきにくく仕上げたものです。

きめ細やかな質感、瑞々しいハリと艶が美しいだけではなく、使い込めば使い込むほど経年変化で味わいが出るため、大事に長く楽しみたいものですよね。この項目では、ボックスカーフスキンのお手入れ方法についてご紹介します。

といっても革製品は購入時が一番肝心。包装から出したあと、乾いた柔らかい布やブラシで軽く埃を払いましょう。市販の革クリームを目立たないところに塗り、全体へ薄く塗り伸ばしていきます。私達が入浴後に保湿するのと同様に、この保湿によって革の瑞々しさが全く違ってくるのです。

忘れがちなのが防水防汚スプレー。雨による汚損は気づきにくく、深く染み込んだときにはもう手遅れなんてことも。全体にまんべんなくふりかければ、しばらくのあいだは濡れてもさっと拭くだけで解決します。効果が薄れないよう、月に一度行うのがベストでしょう。

この流れを毎日行うことが理想ですが、そうでなくても2、3日に一度手をかけてあげると革製品はきちんと応えてくれます。艶がなくなったなと思い始めたら、保革クリームの前に革用の栄養クリームを塗ってあげるとなお良いでしょう。

セリーヌのロゴがなんだか違う?2019年から新たなセリーヌへ

 
ところで…セリーヌのロゴが変更になったこと、ご存知でしたか?
「Céline」から「CELINE」へ。これはフィービー・ファイロの後任である新クリエイティブ・ディレクター、エディ・スリマンの初のコレクション発表を控えての大きなリニューアルを意味しています。

新生セリーヌが2019年から新たに展開を予定しているのはオートクチュールやフレグランス事業、そしてイヴ・サン=ローランやディオールなどで高い評価を得てきたスリマンの得意分野であるメンズウェア。セリーヌが創り続けてきたレディースブランドの顔にまた新しい側面が加わるのは確実でしょう。楽しみに待ちたいですね。

セリーヌ『クラシックボックス』の一生モノの美しさを持ち続けるために

多くのカラーリングとスキンの中から自分のためのものを自分で選び出し、オンもオフもそばに置き、適度に手入れをすることで輝かせていく。そんなアイテムを何年も何十年も大切に持ち続けることは単に物持ちがいいという言葉で終えられることではなく、ひいては持ち主自身の純粋な美しさや記憶にもつながる大切な経験であり宝物です。

流行りにも揺らがないあなた自身を、クラシックボックスで見つけてみてはいかがでしょうか。
 

関連記事

オシャレな海外セレブや有名芸能人が愛用する不動の人気ハイブランドアイテム、セリーヌのベルトバッグ。その人気と魅力の秘密を徹底解剖します。また買取時や購入時のヒントとしてセリーヌ市場の一部とベルトバッグが長持ちするお手入れ方法をご紹介します。[…]

セリーヌ ベルトバッグ