ブランド買取店の集客方法6選!フランチャイズ加入によるメリットもご紹介

ブランド買取店は街中でも多く見掛けますが、そのブランド買取店が苦戦することのひとつに集客が挙げられます。お客様がブランド買取店を利用するメリットとしては安くブランド品が手に入ることですが、正規の店舗より信用度が低く集客が難しいのがデメリットでもあるといえます。そのブランド買取店で上手に集客するためのコツをご紹介します。

ブランド買取店の集客の基本とは?

ブランド買取店の集客方法

集客の基本となることは、まず自分が売り手ではなく”消費者の立場” になったときのことを想像することです。実際に消費者の立場になってみるとターゲット層を絞っていくこともでき、必要な集客方法が見えてくることにもつながります。

例えば、若い人をターゲットとするならSNSが有効ですし、年配の方にはSNSよりもポスティングやDMの方が見てもらえる機会を増やせるでしょう。ブランド買取店の集客では幅広い世代がターゲットとなりますが、扱うブランドの品揃えによってもターゲットとなるお客様は異なります。

集客は色々な方法を試せば試すほどその効果にも期待できますが、時間やコストがかかるためにすべての方法を実践すると赤字になってしまう可能性もあります。まずは主なターゲットを明確にするとともに、そのターゲットからより多くのリアクションがあるような複数の集客方法を確実に実践していくことが大切です。

ブランド買取店の集客の方法6選

新しいブランド買取店が集客で最も苦労する点は、認知度が低いことによってお店そのものの存在を知ってもらえない、お店の存在を認知してもらうことができても信用度が低ければ集客力が下がってしまうということです。

例えば、飲食店であればどのような状況であっても値段と商品に納得して購入できますが、ブランド買取店では本物だと思って購入した商品が偽物だったらお客様は損をすることになります。

そういった意味で、ブランド買取店の集客はお店の信用度や従業員の本物を見極める力、実績が重要でそれらの情報が少ない新規のお店では色々な方法を使ってまずは知名度を上げ、お客様を増やして実績を積み上げていかなければいけません。

ブランド買取店にも有効な集客の基本と6つの集客方法についてご説明します。

ポスティング/折り込みチラシ/DM

ポスティングや折り込みチラシ、DMは目にしてもらえる機会を増やすことはできます。しかし、不特定多数への集客となるのでターゲット層を選べないというデメリットや、チラシを用意する数が多ければ多いほど費用もかかるといったデメリットもあります。

また、ポスティングでは色々なチラシが入っているということもあり、全部を読まずに捨てられてしまう可能性もあります。だからこそ、ポスティングや折り込みチラシ、DMでの集客を成功させるためにはほかのチラシよりも目を惹いて”読んでみたい”と思えるような工夫をすることが大切です。

お客様がブランド買取店を利用するときに重視されるのはどのような商品を扱っているかや値段なので、写真や値段も積極的に載せていきましょう。

ポスティングは地域密着型の集客には効果的なので、地元のお客様に気軽な気持ちで来店してもらいたいと思ったら、まずはこの集客方法を試してみて反応がどのくらいあるのかを確認してみましょう。

看板・のぼり

店舗型であれば、通りすがりの人向けの集客施策も重要です。人目を引く看板やのぼりを設置すれば、ブランド買取店の存在を認知してもらえ集客につながるでしょう。

看板やのぼりを設置する際に大切なのが、お店の名前だけでなく、何をやっているお店なのか一目でわかるようにすることです。ブランド買取店だと一目で分からなければ、集客効果は期待できません。車で通った人でも分かるような工夫も大切です。

また、他店と区別するために目立つデザインの看板にしたり、競合店の近くに自店舗の看板を配置したりすることも効果的です。

ブログ、オウンドメディアの活用

ブログやオウンドメディアの活用は、すでに宣伝をしたいお店に興味を持ってくれているお客様への集客方法として効果を高めます。

ブログやオウンドメディアではインターネットなどで集めた情報だけではわからない、ショップ側からの情報発信ができますよね。この集客方法では消費者が「ブランド買取店 地名」で検索したときに見つけてもらうことができ、近くを通りかかったお客様が”どんなお店だろう”と疑問に思い、検索したときに直接来店していただくきっかけになります。

また、フランチャイズのブランド買取店では新店舗としてオープンしたときに、本部がブログやオウンドメディアで紹介してくれることもあります。そして、そういったときにこのブランド買取店をよく利用している人で、エリアが近い人を自然と取り込むことができる可能性もあります。

もちろん、店舗として積極的にブログやオウンドメディアを活用することも有効です。

Web広告への出稿

ブログやオウンドメディアは初期コストを抑えられるのがメリットであるものの、検索エンジンの検索結果で上位表示されないと集客にはつながりません。SEOで検索上位になるには、少なくとも数ヶ月かかるのがデメリットといえます。

その点、Web広告への出稿はブログやオウンドメディアと比較して即効性があるのがメリットです。

Web広告には検索エンジンに広告が表示されるリスティング広告と、SNSのプラットフォームに配信されるSNS広告があります。

リスティング広告では流入が狙えるキーワードに対して入札し、広告の配信エリアを指定することができます。広告費用は1クリックあたりいくらと決めるクリック課金制と、1日または月間で予算を設定する方法があります。比較的低予算で開始できるのがメリットです。

SNS広告では、ユーザーがアカウントを登録する際に設定した性別や年齢などの個人情報と、SNS上の行動をもとに顧客にアプローチすることができます。潜在層へのアプローチが難しいリスティング広告に対して、SNS広告なら潜在層にもアプローチできるのが特徴です。

リスティング広告は顕在層へのアプローチをメインとする場合に向いており、潜在層へのアプローチや認知の向上を目指すなら、SNS広告のほうが適しているといえます。目的に合わせて片方を取り入れる、または併用を検討してみましょう。

Googleビジネスプロフィール への登録

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogle Mapsに店舗の名前や電話番号、所在地、営業時間などの店舗情報を掲載できる便利なツールです。Googleアカウントさえあれば誰でも無料で利用できます。

Googleビジネスプロフィールに登録しておくと、「地域名+店名」「地域名+サービス名」などで検索したときに店舗情報が表示され、Google Mapsとも連動されます。地元のユーザーが調べたときに自店舗が表示されやすくなり、店舗の認知度を高めるのに効果的な方法です。

店舗情報が多いほどユーザーにとって印象に残りやすいので、店舗や店内、ディスプレイなどの写真を豊富に掲載する良いでしょう。

ポータルサイトの登録

さまざまな情報の入り口となるポータルサイトへの登録もおすすめの方法です。ポータルサイト内の情報を見て、店舗を訪れてみたい、買取店が運用するブログやサイトを見てみたいと思ってもらえると、集客につながります。

ただし、ポータルサイトからの流入を促すには掲載する情報を充実させておくことが重要です。ユーザーが魅力を感じ、興味をそそられるような内容にすると集客を見込めるでしょう。

ポータルサイトには地域や業種に特化したものがあるので、複数のポータルサイトに登録しておくのがおすすめです。

SNSを利用した集客

最近徐々に浸透し始めている集客方法が、FacebookやTwitter、instagramなどのSNSを利用した集客です。SNSを利用した集客は若い人をターゲットとしたときに最も成果を出しやすいですが、最近では年配の人も含めて幅広い人がスマートフォンを活用しているのでターゲット層が広い場合にも効果が期待できます。

SNSの最大のメリットは無料で利用することができ、多くの人から扱っている商品の写真や店舗からのメッセージを見てもらうことができる点で、とても影響力のある集客方法だといえます。

SNSを利用して集客する際は、店舗やサービスの特徴はもちろん、新商品の入荷情報や買取強化しているブランドなどの情報も発信しましょう。

Facebookは最大文字数が6万文字で、写真や動画に加えて詳しい情報を盛り込めます。Twitterは最大文字数が140文字であるものの、手軽に利用できるうえトレンド機能があるのが特徴です。また、Twitterでのリツイートなどでは、最初に見つけた人だけではなくその人の友達まで多くの人に拡散される効果もあります。

ただし、最近のSNSは種類が多く、以前は盛り上がっていたSNSでもすでに流行が過ぎ去ってあまり使われなくなってしまったものもあります。

したがって、SNSを使う場合には流行に敏感になり、今流行しているものを活用するようにすることが大切です。

SNSは無料のものが多いので、複数に登録して発信していくことをおすすめします。

LINE@で査定

LINEを使っている人は非常に多く、そういった背景を利用してLINE@を利用している企業も徐々に増えています。LINE@では店舗からのメッセージやクーポンなどを登録者に一斉に送信することができ、お客様との1対1のトークもできるので企業にとって使い勝手の良い新しい集客方法なのです。

デメリットとしてはまずお客様に登録してもらわなければいけないということがあるので新規のお客様を取り込むのが難しいということが挙げられます。しかし、ポスティングで集客をするときにあわせてLINE@のQRコードを載せておけば興味を持ったお客様が登録してくれる可能性も高くなります。

ほかにも、来店して頂いたお客様に登録を勧めるなど、登録者を増やす工夫はできます。お客様との1対1のトークができるので、それを利用してLINE@で査定を行うことも可能です。お客様としても気軽に利用できるLINE@は使い勝手が良く、店舗としてはこれからも利用が拡大しそうな集客方法だといえます。

集客のみならず店舗のレイアウトにも気配りを

店舗のレイアウトにも気配りを

集客に成功して実際にお客様が足を運んでくれたとしても、お店が入りにくい雰囲気だとお店に入ってもらえないかもしれないですよね。

店舗のレイアウトを考える際にもお客様目線になることは大切で、商品を見てみたくなるような並べ方や売れ筋商品がわかるようにする並べ方、ブランドごとにスペースを区切ったり、特価の商品がわかるようにしたりするなど工夫をしてみてください。

店舗のレイアウトは一度決めたらずっと同じままにするのではなく、お客様の反応を見て定期的に変えてみることが売上につながります。高級品でもあるブランドを商品とするので、店舗は常に清潔に保っておきましょう。

お店のレイアウトを少し変えるだけでもお客様からの印象は大きく変わります。レイアウトにも気配りをすることによって、通りがかりのお客様にも商品を見てもらえるようなブランド買取店を目指しましょう。

ブランド買取店がフランチャイズに加盟する集客上のメリット

商品を豊富に揃える

個人でブランド買取店を始めるのではなく、フランチャイズ加盟を活用すると集客で大きなメリットがあります。そのメリットとしてまず挙げられるのは、チェーン店だからこそ安心して利用してもらえるという点です。

お客様のほとんどはチェーン店でもその会社としか認識していないので、見たことがないブランド買取店に感じるような怪しいというような印象をもつことがありません。

また、フランチャイズ加盟をすると売上のうち定められた割合や金額を本部に支払わなければいけませんが、その代わりに広告宣伝費を削減したり、本部で研修を受けて知識を得たりすることができます。色々なメリットのあるフランチャイズ加盟ですが、そのうちのふたつのメリットを見ていきましょう。

広告宣伝費を削減できる

企業がお客様を集客するためには、様々な集客方法を使って効果的にお客様に来店して頂かなければいけないので、集客にかかる時間や費用は予想以上にかかってしまいますよね。

しかし、フランチャイズの店舗であれば本部が広告宣伝を行うことでそれぞれの店舗の集客までができてしまうので、宣伝にかかる費用と時間の節約ができるというメリットがあるのです。

そのような集客にかかる広告宣伝費や時間を削ることができれば、店舗には店内のレイアウトを変更したり、品揃えをお客様の声を反映することに集中させたりすることができるなどの余裕が生まれます。それによって、売上もアップして効率の良い販売を行うことが可能となります。

ただし、本部が広告宣伝を行ってくれるからといって、店舗が集客を何もしなくて良いという訳ではありません。SNSやLINE@の活用など店舗単位で行ったほうが良い集客もあるので、集客のうち何が必要で何が不要かをきちんと判断できるようにしてください。

ブランド力をアピールできる

フランチャイズに加盟することによって、お客様は知っているお店だから安心だと思って利用してくれるというメリットを得ることができます。これは、言葉を変えればフランチャイズ加盟店の”ブランド力”でもあり、そのようなブランド力があるからこそお客様が来店してくれる可能性も高まります。

そして、店舗の経営者としてはブランド買取店の経営が初めてだったとしても、このようなブランド力は積極的に活用して良いものだといえます。

ブランド買取店としての知識は本部を利用した研修でしっかりと得ることができるので、店舗としても安心してブランド力をアピールしながら経営を行っていきましょう。

フランチャイズ加盟で売上アップを目指す

ブランド買取店は定価では買えないけれどブランドが欲しいという人が増えている今、非常に需要が高いお店だといえます。そういった意味で、販売の仕事やブランド品に携わる仕事がしたいという方は、ブランド買取店の仕事をするのがとてもおすすめです。

そして、初めてで不安なところがある場合や、効率良くブランド買取店の仕事を成功させたいならフランチャイズ加盟をすることをおすすめします。フランチャイズ加盟をすれば、個人でお店をもつよりも効率的に売上アップを目指すことができるでしょう。