いまや世界的なハイブランドのひとつであるルイ・ヴィトンは、1854年にフランスで誕生しました。もともとマルティエ(鞄職人)として才能を開花させていたルイ・ヴィトンが、高品質なトランクを製造・販売する専門店を立ち上げたのが始まりです。
2030年までに55%のCO2排出量削減を目指すなど、時代の流れに沿った変化を遂げる一方で、高品質や機能性、丈夫さなど根本的な部分は、ブランド誕生から守られ続けています。
ルーピングも、ルイ・ヴィトンらしさを感じられる人気アイテムのひとつです。ここではルイ・ヴィトンのルーピングがいまなお愛され続けている理由を紹介します。
ルイ・ヴィトンのルーピングとは
ブランドに詳しくない人も、ルイ・ヴィトンのモノグラムを知っているケースは少なくありません。LとVを組み合わせたモチーフと花、星を組み合わせたオリジナルの柄は、長年愛されているルイ・ヴィトンの象徴ともいえます。
そんなルイ・ヴィトンらしいデザインを楽しめるルーピングも、人気のアイテムです。
3種類のサイズがある
ルイ・ヴィトンのルーピングとは、バッグのモデル名を指します。3種類のサイズ展開があり、大きさは以下のとおりです。
・ルーピングGM:縦長でやや大きめのサイズ(WHD:29.5×33×11.5cm)
・ルーピングMM:縦長でGMを一回り小さくしたサイズ(WHD:22×25×10.5cm)
・ミニルーピング:横長のミニサイズ(WHD:28.0×18.0×8.5cm)
ルーピングGMとMMは、縦長のフォルムが共通しています。大きめに作られたGMはショルダーバッグとしてもトートバッグとしても活用できるタイプで、幅広いシーンに合います。少し小さ目のサイズがほしいときは、ショルダーバッグやハンドバッグとして持ち歩けるMMが良いでしょう。
さらに小回りの利くタイプがほしい方に最適なサイズが、ミニルーピングです。ハンドバッグ程度の大きさのため、かさばりません。
ミニルーピングの横幅はMMよりも広く作られており、蓋もついているため、全体的な印象がGMやMMと異なります。中の仕様はいずれのサイズもシンプルで、取り出しやすいデザインです。
ルーピングの特徴
ルーピング全体の大きな特徴は、縦向きと横向きの違いはありつつも、長方形のフォルムが採用されている点です。ゆとりのあるルーピングGMはビジネスシーンに活用できる大きさで、書類や文具がすっぽり入ります。水筒も縦向きに入れられるため、寝かせて入れて中身がこぼれる心配もありません。
ミニルーピングは台形で、入口付近よりも底に向かうにつれて広くなっています。マチが広い点もシリーズ共通の特徴であり、ミニルーピングでも多くの荷物を収納できる仕様です。また、ルーピングはいずれのサイズにも入口にファスナーがついており、物を多く入れても落ちにくく使い勝手がいいのも特徴です。
「ルーピング」の名前の由来にもなったのが、特徴的なループ状のハンドル部分です。扱いやすいワンハンドルを採用しており、しっかりとした作りで垂れ下がらずスタイリッシュなフォルムを維持してくれます。ハンドルの向きは固定されていないため、荷物の出し入れ時も邪魔になりません。
廃盤になった今でも人気が高い
ルーピングは2002年に発売されたモデルで、現在は廃盤となっています。当時の人気は今もなお衰えず、使い勝手の良さと高いデザイン性によって多くのファンを魅了し続けているモデルです。
ルーピングの人気が高い理由のひとつは、シンプルでありつつも計算されつくしたデザインが、さまざまなシーンに合わせやすいことです。
上品な印象を与えるフォルムと収納力は、仕事着にもよく合います。3サイズ展開で自分に合った大きさを選べるため、カジュアルな服と合わせても野暮ったくなく、パンツスタイルからスカートまで幅広いファッションを楽しめます。
シンプルゆえに、ルイ・ヴィトン独自のモノグラムが映える点も人気のポイントです。ひと目でルイ・ヴィトンのアイテムと分かるため、ハイブランドのアイテムを効果的に取り入れられます。
ルーピングの買取価格相場
ルーピングの人気の高さは、買取価格相場からも分かります。現在の買取価格相場の高さと、金額が高く推移している理由を紹介します。
2020年11月には4万~10万円程度
3サイズ展開のルーピングは、サイズによって買取価格の傾向が異なります。ルーピングMMを基準とすると、一回り大きなサイズのGMは若干低めで、ミニはやや高めの金額がつく傾向です。
2019年11月時点のルーピングMMの買取価格相場は、1~2万円程度でした。しかし2020年11月には、4~10万円程度まで大幅に向上しています。ルーピングMMの定価が124,950円(税込)であったことを加味すると、発売当時の定価とさほど変わらない金額で買取できる場合があることが分かります。
人気が再燃したことで中古価格が上昇
特徴的なループ状のハンドルや全体のフォルムなど、変わった形状をしていることから、人気が低迷している時期もありました。しかし現在は発売から10年弱が経過し、廃盤になったことで、その希少性から人気が再燃しています。
高い人気によって中古価格が上昇しているため、買取価格も高く安定した状態です。ルーピングに限らず、ルイ・ヴィトンのモノグラムラインのアイテムは、廃盤になってから中古価格が上がりやすい傾向にあります。
ルーピングをできるだけ高く売るコツ
同じサイズのルーピングを同じ買取店に持ち込んでも、買取価格に差が出ることがあります。査定額はブランドやモデルだけではなく、さまざまな視点から算出されるためです。
そこで、ルーピングをできるだけ高く売るためのコツを紹介します。
保存状態が大事
まず重要なのが、ルーピング本体の保存状態です。当然、保存状態の良いものほど査定額は高くなり、悪いものほど低くなってしまいます。
保存状態でよく見られるポイントは、以下のとおりです。
・外装:傷や色あせなどの有無
モノグラムは外装の傷が目立ちにくいメリットがありますが、角の部分は比較的目立ちやすいです。そのため、表面の傷や色あせだけではなく、角の状態も重視されます。
・金具:擦り傷、色の剥がれの有無
金具部分は、ファスナーなど触れる機会の多い場所ほど、傷や色あせが生じやすくなっています。傷はもちろん、色あせがある場合は査定額に影響しやすいでしょう。
・内部:汚れの有無
バックの内部にペン跡やシミなど目立つ汚れがある場合、買取価格は下がってしまいます。
・ハンドル:シミ、ひび割れ、千切れなどの有無
ハンドル部分は固く加工したヌメ革でできています。使い込むとシミやひび割れができたり、千切れたりと劣化しやすい部分のため、査定価格を大きく左右します。
・その他:改造などの有無
改造はハンドルのカットやサイズのお直し、リペイントや自分のイニシャルを入れている場合などです。発売当時のデザインと異なっていたり、他人のイニシャルが入ったりしているものは中古品としての販売価格も下がるため、買取価格にも響きます。
基本的に、上記のような痛みや汚れ、変形などがない、新品購入時に近い状態ほど高価買取される傾向です。少しでも高い買取価格を狙うためには、痛みの少ないうちに売るか、査定に出す前に可能な限りクリーニングして状態を整えておきましょう。
付属品の有無で差がつくことも
ルイ・ヴィトンのブランド品は、付属品にも重要な価値があります。もともとバッグについていたショルダーストラップや鍵などはもちろん、布袋、ギャランティカード、ネームタグも保存しておいた方が買取価格を高くすることができます。
付属品が欠けていると、内容によっては大幅に査定額に響くこともあるため注意が必要です。ルイ・ヴィトンのルーピングに限らず、ブランドアイテムは可能な限り付属品も揃えたうえで買取を依頼しましょう。
買取に出す業者選び
高額査定を狙うためには、買取を依頼する業者も重要です。リアルタイムの人気の変化も含め、ブランド品の価値が分かる買い取り業者を選ぶことが、高い買取金額につながります。
一般のリサイクルショップもブランド品の買取に力を入れていることがありますが、大まかなブランド名やバッグの種類で査定されるケースが少なくありません。人気の上昇などを含めた高価買取を狙うなら、知識の豊富な専門業者がおすすめです。
銀座パリスなら、各ジャンルのプロフェッショナルが査定するため、需要の変化も視野に入れた高額買取が可能です。相場の変化を理解しており、販売ルートも豊富な銀座パリスは、お客様評価の高い買取店舗・サービスとしても注目されています。
大切に愛用してきたルイ・ヴィトンのルーピングだからこそ、適正価格で買い取ってほしいものです。人気アイテムの買取依頼は、業界に精通した銀座パリスへぜひお任せください。
まとめ
ルイ・ヴィトンのルーピングは、シンプルで上品なフォルムが人気のアイテムです。2022年現在は廃盤となっているため、希少性も影響して高い人気を有しています。
そんなルイ・ヴィトンのルーピングを高額で買取ってもらうためには、業者選びが大切です。
銀座パリスは、専門知識とリアルタイムの情報を豊富に有するプロフェッショナルが、適正価格で査定します。人気アイテムを、きちんとした査定の上で高額買取してほしい方は、ぜひ銀座パリスにご相談ください。