なぜロレックスの時計は買えないのか。ぞの原因と解決法を解説

ロレックスは1905年にスイスで創業した世界的時計メーカーであり、もはや知らない人はいない存在となりました。「いつかロレックスの時計を身につけたい」と理想を抱く人は多く、ロレックスがブランドとして地位を確立していることがわかります。

しかし、近年はロレックスの時計が買いづらくなっていることをご存じでしょうか。特に新型コロナウイルス感染症の流行がきっかけとなり、ロレックスの品薄が続いています。

今回は、ロレックスの購入に関する情報をお伝えします。買取についても触れるため、ロレックスが欲しい方・手元にある方、どちらも参考にしてみてください。

ロレックスが買えない理由とは

ロレックスは、2013年頃から継続して買いづらい状況が続いています。もともとは歴史的な円安に伴う国内価格の上昇が原因とされており、直営の正規店はもちろん、並行輸入店ですら人気モデルは手に入りづらくなったのです。

また、新型コロナウイルス感染症の流行にともない、「どこに行っても品薄で困っている」「価格が高騰しすぎて手が出なくなった」と感じる人が増えました。

下記では、近年ロレックスが買えなくなっている理由を解説します。

コロナウイルスで工場が稼働できない

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、ロレックスの生産国スイスでも、コロナウイルスの対策として緊急事態宣言の発令やロックダウンが実施されました。それにともない、4つのうち3つの工場が、45日もの間閉鎖し、その間は完全に供給が滞りました。

さらに、国外への移動にも制限がかかり、時計職人・デザイナー・バイヤーなど、ロレックスの製造・販売に関わる人が国境を超えづらくなりました。

ロレックスはもともと大量製造・大量販売を手がけるタイプのブランドではありません。近年は製造量そのものが減り、さらに希少性が増したことから、入手しづらくなっている状況であることは間違いないです。

お金の使い道が制限され、買う人が増えた

新型コロナウイルス感染症の流行は、人々の生活様式だけではなく、お金の使い道にも多大な影響を与えました。飛沫感染を避けるため会食・パーティー・大勢での集会・イベントを避ける人が増え、企業による自粛も相まって、消費者の手元にお金が残るようになりました。

人との交流の機会が減り、時計をはじめとして、貴金属・財布・ブランドバック・アクセサリーなど、身の回りを飾って気持ちを明るくできるようなアイテムで、かつ高級品に人気が集まるようになりました。ロレックスも、高級品への関心を高めた人々から購入検討の対象となっています。

装飾品に限らず、高級食材・高級家電・高級車などプレミアムな商品の需要が上がっていることからも、消費社会のトレンドが変化しつつあるといえるでしょう。普段ロレックスを買わない人も興味をもつようになり、価格が高騰するようになったのです。

転売目的で購入する人が増えた

上記のような購買傾向の変化を受け、ロレックスの価格は年々高騰しています。特に人気のある「デイトナ」シリーズの高騰は目覚ましく、ときには中古であっても定価の数倍の価格で売れるようになっています。

ロレックス人気を機として、新品・中古問わず転売目的で購入する人も増えました。「時計投資」という言葉もある通り、可能な限り低い価格でロレックスを購入し、価格相場を見ながら元本以上の値がついたときに売却するトレーダーも現れています。

このように転売目的での購入者が増えたことも、さらにロレックスの人気に火をつける原因となりました。昔からロレックスを愛用してきた人をはじめ、新規でロレックスを買いたいと思った人や転売により利益を上げたい人など、三者三様のニーズがあることがわかります。

ロレックスを定価で購入できる方法はある?

ロレックスの価格が高騰している今でも、定価で購入できる方法はあるので、諦める必要はありません。

下記では、定価で購入するための方法を解説します。

中古品価格が高くないモデルを狙う

ロレックスは世界的なブランドとして成長し続けていますが、モデルやシリーズによっては比較的手に入れやすい価格帯のものも存在します。特に中古市場においては新規モデルが人気を集めやすい傾向にあるため、プレミアのついていない旧モデルを狙ってみるのはいかがでしょうか。

反対に、人気のあるモデルはロレックスファンだけでなく転売目的で買う人も多くなり、ニーズがバッティングする可能性は高いです。より確実に、安くロレックスを手に入れたいのであれば、中古品価格が高くないモデルを狙ってみると入手しやすくなります。

百貨店の外商に依頼をする

百貨店の外商とはフロアに出る一般的な店員ではなく、外商部と呼ばれる専門部署の店員が担当する、優良顧客向けにパーソナライズされたサービスを提供する人です。

店での買い物はもちろん、専用フロアや顧客の自宅で個別に商品を案内するなど「お得意様向け」のサービスを提供することが特徴です。外商は高級品市場に詳しく、相談次第では商品の確保や他店舗の在庫照会をしてくれるかもしれません。

ロレックスに限らず、一部の高級商品は外商でなければ入手が難しいことがあります。一般市場では出回らないレアなロレックスを紹介してもらえる可能性もあるため、頼ってみてはいかがでしょうか。

ただし、百貨店の外商を利用するには年間に一定金額以上の買い物をして「お得意様」と認識される必要があります。誰でも利用できるサービスではないため、資格を得るまである程度の時間を要する方法です。

ロレックスの腕時計を高く買い取ってもらうためには?

ここでは、ロレックスの腕時計を高く買い取ってもらう方法を紹介します。

ニーズが高まっている今だからこそ、自前のロレックスを手放そうと考える人も多いのではないでしょうか。需要が高まっている今なら、その資金を元手に新たなロレックスや、ほかのブランド品を買うこともできます。そのため、買取価格は多ければ多いほど良いでしょう。

ロレックスの腕時計の査定価格をアップさせるために意識すべきことは、下記のふたつが挙げられます。

できる限りメンテナンスをする

まず大切なのが、できる限りのメンテナンスを行い、査定額を上げることです。査定時にはモデルや製造年月だけではなく、時計そのものの状態の良さもチェックされます。

どんなに人気のモデルであっても傷だらけで状態が悪ければ査定価格は下がりますが、反対に非常に状態が良く新品同様であれば、購入価格以上の値がつくかもしれません。目立つ汚れなどは事前に取り除き、査定額を上げる取り組みをしてみることが査定価格アップのコツです。

「使わないかも」と思ったら、早く行動をする

ロレックスのような高級品は、売り時が肝心です。「もう使わないかも」と思ったらすぐ査定へ出すなど、早めの行動を心がけましょう。

時計は最新モデルに近いほど人気が高まる傾向が強く、その分高価で買取してもらいやすくなります。価格の変化も一定ではなく、需要の変化に応じて上下します。

売ろうか迷っているうちに値が下がってしまったり、保管している間に傷がついてしまったりすることもあるため、早めの行動をするのが理想です。

まとめ

近年、ロレックスは供給量の減少と需要の増大により品薄状態が続いています。販売されていたとしても従来より高い価格がついていることもあり、手の届きづらい存在となっていることを知っておきましょう。

お手元に使わないロレックスがある方は、需要の高いうちに手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。買取査定は、「銀座パリス」にご相談ください。

可能な限り理想に近い買取査定を行い、ご満足いただけるよう尽力いたします。