リユース業界で成功!ビジネスの仕組み・将来性や課題について

最近話題になっている”リユース”をご存知でしょうか。リユースとはリサイクルとは少し違い、持っている不要品を売買することです。リユースビジネスは売りたい人と買いたい人をつなぐだけではなく環境にも優しく、これからますます伸びていきそうですよね。初心者にも始めやすいリユースビジネスの仕組みと将来性について説明します。

リユースとは?

リユースとは?

最近ではどんどん生活が便利になるとともに、限られた資源を無駄に使ってしまうことが問題視されています。資源を無駄にしないで使うためにはリデュース、リユース、リサイクルの3つが重要視されていますが、この3つの区別がつかないという方も多いのではないでしょうか。

まずはこの3つの違いを知って、リユースのメリットを改めて考えてみましょう。

リデュース(Reduce)

リデュースは簡単に言うと消費を抑えることで無駄を出す量を少なくすることです。

リデュースとして代表的なのがスーパーマーケットのレジ袋削減の取り組みです。スーパーマーケットではこれまで無料だったレジ袋に数円の値段をつけて販売したり、マイバッグを持参した人にはTポイントのエコポイント付与したりするなどの特典を付けています。

この取り組みによって今まではレジ袋が無料だからともらっていた人もレジ袋を断るようになり、結果としてレジ袋の消費量減ることで資源の節減に成功しています。

リユース(Reuse)

リユースは既存のものを捨てずに使い回しをすることです。スーパーマーケットの例で言えば、過去の買い物でもらったレジ袋を再利用することはリデュースにはなりませんがリユースにはなります。

他にも詰め替え用の化粧品などを購入してボトルをすぐに捨てずに中身を入れ替えることで長く使ったり、新品ではなく中古の商品を購入したりすることもリユースになります。最近ではオークションやメルカリを始めとしたリユースビジネスが拡大しています。

リサイクル(Recycle)

リサイクルという言葉を聞き慣れている人は多いと思いますが、その意味を正しく理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。人からもらったり買ったりしたものを使うことはリユースではありますが、リサイクルとは異なります。正しい意味でのリサイクルは、使えなくなった古いものを新しい資源に変えて再利用することです。

つまり、リサイクルの場合は個人で完結させることはできず、リサイクルの回収ボックスなどに出して業者に加工してもらうことによって新しい製品に生まれ変わることができるのです。

例えば、ダンボールがリサイクルされることによって古紙になるというのがその例に該当します。製品を元の形のまま使い回しするリユースとの違いは、リサイクルではリサイクルされる前と後では別物になってしまうという点です。

リユースビジネスとは

リユースビジネスとは

近年、不要品を販売するリユースビジネスが注目されています。リユースビジネスとは不要なものを販売して、それを必要としている誰かに再利用してもらうビジネスです。形を変えずに再利用してもらうだけなのでゴミも出ず、購入者は新品にこだわりがなければ欲しいものを低価格で手に入れられることから、市場は拡大しています。

最近では店舗に足を運ぶだけでなくインターネットでリユースビジネスを利用する人も多く、お店に行く手間もかかりません。出品者としては店舗を持つよりも低コストで、買い手が見つかれば売りたいものだけ売れるのが良いですよね。

リユースビジネスで取引されている製品は価格が安いものだけでなく、ジュエリーなどの高級品や時間が経てば経つほど価値が高くなるものなど、非常に幅広いです。フランチャイズでは低リスクでリユースビジネスを始めることができるので、リユース初心者にもとてもおすすめです。

リユースビジネスの仕組み

リユースビジネスにもさまざまな種類があり、古本やゲームの販売をする店舗や質屋、インターネットを使った販売方法などがあります。古本屋などの以前からある方法では売りたい人がお店に売りたい物を直接持って行き、お店に買い取ってもらってお店が買った値段より少し上乗せした金額で買いたい人に販売します。

また、インターネットを利用したリユースビジネスではオークションのように値段を徐々に上げていき、一番高額な値段を出した人に売ったり、メルカリのように不要品を出品したりする方法があります。

リユースビジネスの仕組みは、利用者が仲介する店舗やサイトに何割か手数料を支払います。そして、リユースビジネスを提供する企業などはその手数料で利益を上げ、販売者は不要品をお金に代えられるメリットがあります。購入者も欲しいものを安く購入できるというのは嬉しいことです。

リユースによって不用品の処分を減らすことで資源の節約につながり、リユースビジネスの拡大は自然にも優しい良いことなのです。

リユース業界の将来性

リユース業界はメルカリを始めとしたインターネットを活用したビジネスが成長していており、非常に将来性のあるビジネスだと言えます。

今後もIT技術の発展でCtoCのビジネスも行いやすくなり、今よりも便利で気軽にリユースビジネスを行うことができるようになることが予想されます。

リユース業界は10年前の2012年は1.3兆円規模でしたが、2022年は3兆円越えと拡大し、2025には3兆5,000億円にも上ると言われ、その将来性の高さで注目されています。

リユース業界の種類

リユース業界は、取扱商品によっていくつもの種類に分けられます。主な種類は下記のとおりです。

・総合的なリサイクルショップ

さまざまな商品を取り扱うスタイルです。ブランド品、家電、家具、洋服、おもちゃ、食器などを取り扱います。店舗によっては本やゲームなども取り扱っており、幅広い層を集客しやすいのが特徴です。

・ブランド・宝飾品

高級ブランドのアイテムや宝飾品を主に取り扱う店舗です。買取時は真贋を見極める能力や設備が最低限求められます。商品一点あたりの単価が高いうえ海外でも販路を見出せるため、知識さえあれば堅実に儲けを出しやすいのが魅力です。

・古着

古着を専門に買取・販売する店舗です。買い取った古着をそのまま販売することもあれば、染め直しやリメイクを施して、新たな付加価値のある商品として売り出すケースもあります。系統を絞ったり質の良い古着のみを取り扱ったりと、経営の仕方で店舗のカラーを出しやすく、ファン獲得につながります。

・骨董品

アンティーク食器や価値のある工芸品、美術品などを主に取り扱う店舗です。市場規模が比較的狭く、ひとつのジャンルに絞り込むよりも幅広く手掛けるほうが安定経営となります。知識や真贋を見極めるスキルはもちろん、良い品を適正価格で入手できるよう人脈を築くことも必要です。

・中古車

中古の自動車を買取・販売する事業です。買い取った自動車は修理して他のユーザーに販売するだけでなく、分解したパーツや資源として業者へ引き渡す方法もあります。日本の自動車は海外でも根強い人気があり、国内外に手広く販売ルートを確立していると事業が安定します。

リユース業界の課題

需要が高いリユース業界ですが、一方で参入企業の増加や社会的認知の拡大により、競争が激化傾向を見せています。

また、個人が取得できる情報に限りがあった昔とは異なり、現在は価格競争も容易ではなくなり、インターネットで誰もが手軽に最安値を検索できるうえ、フリマサイトやアプリ、オークションなどで個人間の売買も浸透しています。

自社商品を売るためには近隣店舗のみならず、インターネット上の価格情報も参考にする必要があり、販路をオンラインに広げられる一方で、価格競争複雑化しつつあるのが現在のリユース業界です。

高い需要がある一方で、競争の激化や強みを出しにくい経営方法など、事業安定化のために向き合うべき課題もあります。

フランチャイズなら低リスク

競争が激しい業界に素人が参入するのはリスクが大きく、参入後の経営も容易ではありません。リユース業界において生き残りやすくなる手段として、フランチャイズ加盟があげられます。

フランチャイズは、本部企業の指導やサポートのもと開業する方法です。有名な買取店の看板や名称を借りられるため、開業時から高い知名度で地域のユーザーから注目を集められます。

徹底したサポートやノウハウの伝授により、未経験でも始められるのがメリットです。本部企業の販売ルートを活用すれば在庫を抱えなくて済むうえ、買い取った商品の販売ルートも広がります。

リユースビジネスに必要な知識・スキル

リユースビジネスを始めたいと思ったら、知識やスキルを身につけ、法律を知っておく必要があります。なかでも、リユースビジネスに携わる上で取得しておきたい資格として、古物商許可証とリユース営業士の2つが挙げられます。

古物商許可証は必ず取得しなければリユース仕事に携わることができないという訳ではありません、この資格を保有するスタッフがいないと買取ができないため、リユースビジネスを始めるなら取得は必須となります。

古物商許可証の取得には資格試験を受ける必要はなく、申請をするだけなので簡単に取得できます

リユース営業士の場合、取得が必須ではないものリユース業界では強みとなる資格です。リユースビジネスの仕組みや営業方法などの基本的なことが学べる点から、取得をしておいたほうが良いものだといえます。

リユースビジネスに携わる人なら、資源有効利用促進法”をはじめとした業種や品目にも触れた法律を押さえ、積極的に知識を身につけましょう。

リユース営業士の特徴や資格取得方法など、詳しい情報は以下のページでも解説しています。あわせてご覧ください。

リユース営業士は買取業に必須?必要性と資格取得方法

未経験でも成功できるリユースビジネスの魅力

リユースビジネスはメルカリが話題になったことで一気に拡大し、エコなだけでなくこれからも需要の拡大が見込まれるといった点でとても魅力のあるビジネスです。そのリユースビジネスは既にある仲介サイトなどを活用する他、フランチャイズでも始めることができるので未経験でもリスクを低く抑えながら成功できるのが良いですよね。

ぜひ、環境のためにもこれから必要とされて利益を生むこともできるリユースビジネスを始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

ヴィンテージシャネルなど、一昔前のアイテムが高い人気を得ることもあります。リユース業界は近年話題のエコの観点からはもちろん、多くの方にヴィンテージアイテムや希少品を楽しめる機会を提供する意味でも魅力的な仕事です。

地球にも社会にも貢献できるリユースビジネスへの参入を検討してみてはいかがでしょうか。

ブランド品の買取専門店である銀座パリスでは、フランチャイズを展開しています。多彩な販売経路を備えており、同業他社と比べ低資金で開業ができます。

また、銀座パリスは買い取った品物を幅広い販路を持つ本部が売却し、加盟店が在庫リスクを抱えず本務在庫を販売できる独自のプランがあります。

ブランド品のリユースビジネスに挑戦してみたい方は、ぜひお問い合わせください。