ゴヤールのバッグの魅力とは?偽物の見分け方やお手入れ方法も解説

幅広い層から愛され続けているGOYARD(ゴヤール)。1853年にフランスで創業以来、ブランドのトレードマークである特徴的な「ヘリンボーン」の柄に象徴される、上品なデザインのバッグが多くのファンを魅了しています。ゴヤールのバッグが持つ魅力とともに、人気の商品や取り扱いの注意点を解説していきましょう。

機能性に優れたゴヤールのバッグ

ゴヤールのバッグは、デザイン性はもちろんのこと、優れた機能性も高く評価されています。大きな奥行がついた大容量のバッグは、一つ持っていればオフィスバッグとして、また旅行バッグとしても重宝するでしょう。上品で重厚なイメージを与えるデザインですが、実際に手に持つと非常に軽いことから普段使いにも最適です。

何層にも重ねた革の取っ手


ゴヤールのこだわりは、取っ手部分にも詰め込まれています。革の取っ手は職人の手によって何層にも重ねられており、高い強度を誇っています。これにより毎日使っていてもへたりにくい、丈夫な取っ手を実現しています。

水にも強い品質

ゴヤールのバッグは、表面が天然アラビアゴム(*)でコーティングされています。そのため水にも強く、雨の日のおでかけでも安心です。もちろん完全防水ではないものの、水を過度に気にする必要がないのは使いやすさにつながるポイント。

※アラビアゴムは、フィルム形成能に優れています。お湯マスカラなどの「フィルム」を必要とする製品に使用されているなど、「フィルム」としての性能によりそのコーティングが可能になっているのでしょう。

参考元:多糖類とは アラビアガム│多糖類.com

ゴヤールで人気なのはやはり「サンルイ」

サンルイは、高品質なアイテムが揃うゴヤールのアイコン的存在です。内側の素材を裏返しにすることで、リバーシブルでも活用できるというユニークなギミックが仕掛けられていることも特徴。手作業で一つひとつ丁寧に作られているため、需要に対して供給が追いつかず、希少価値の高いアイテムとしても注目を集めています。

サイズ展開PMとGMとXXL

サンルイは、PMとGMという2パターンで展開されていましたが、2018年より新たにXXLサイズが加わり、3種類で展開されています。およそのサイズは表の通りです。

サイズ 横幅(上辺) 高さ 奥行
PM 48cm 28cm 14.5cm
GM 56cm 33cm 19cm
XXL 63cm 42cm 20cm

XXLはA2サイズに近く、ちょうど新聞の見開きを閉じた状態の大きさです。新聞紙がそのまま入ってしまうものだと考えると、かなり大きいですね。

価格は随時変動しているため、現在の価格を知りたいときには正規取り扱い店へ問い合わせてください。

カラーラインナップ

ベーシックなブラック、ブラックブラウンのほか、スペシャルカラーも展開されています。スペシャルカラーのバリエーションは、ホワイト、グレー、ネイビー、レッド、バーガンディ、オレンジ、ピンク、イエロー、ライトブルー、グリーン。コーディネートのワンポイントになってくれる鮮やかなカラーは、人と被らないバッグをお求めの人におすすめです。

コピー品の見分け方

前述の通り一つひとつ手作業で作られているゴヤールのバッグだからこそ、人気に対して生産が追いつかず、品切れに陥りやすい傾向にあります。そのため、正規取り扱い店以外で取り扱われる、いわゆる「偽物」「コピー品」も少なくありません。購入の際にはよく見分ける必要があります。

ゴヤールは偽物が多いことでも有名

サンルイの表面は耐水性の高いゴムで覆われていますが、偽物はより安価な塩化ビニルによってゴムに似た質感が演出されます。ロゴの刻印などから正規品であることを確認できますが、正規品であっても数年前のモデルには刻印がない場合があり、少し見ただけで本物かどうか見極めるのは簡単ではありません。

偽物に注意するには

デザインの細部に注目することで、偽物を見分けることができます。

偽物の場合

  1. 本来シンメトリーになっているはずのデザインにずれが見られる
  2. ステッチが太い

などの違いが見られます。

特につなぎ部分など細かな部分に注目してみると、荒さが目に付くのではないでしょうか。正規品であれば細部まで丁寧に作られていますので、ずれが起きたり不規則なデザインになったりすることはありません。

流行や耐久性で口コミに賛否あり

セレブからも愛されているゴヤールのバッグですが、中にはネガティブな意見もあります。特に「トレンド感」や「丈夫さ」を重視する人は、ネガティブなイメージを抱くかもしれません。

ゴヤールは流行遅れという声も

トレンドが移り変わる中、「ゴヤールのバッグは流行遅れだ」という声を耳にすることもあるのではないでしょうか。実際、Googleトレンドによると、ゴヤールの検索数は近年落ち着いている傾向にあります。つまり他のブランドに比べると、ゴヤールについて能動的に調べ、情報を得ている人は少なくなっていると考えられます。

確かに落ち着いている日本の流行

同じくGoogleトレンドによると、日本でゴヤールというキーワードがもっとも多く検索されていたのは2008年ごろです。以降はやや落ち着いていることからも、トレンドとは言えないように感じられるかもしれません。しかしこれは、あくまで日本国内の評判にすぎません。

海外、とくに香港ではかなり盛り上がっている

グローバルな視点で見てみると、ゴヤールは今なお多くのユーザーに検索され、愛されているブランドであることが分かります。特に香港での人気は非常に高く、トレンドアイテムとして注目されています。さらに欧米諸国でも愛されており、変わらない人気を博すブランドであると言えるでしょう。

耐久性に不安があるといった声も

もう一つ、ネガティブな意見として挙げられているのが「耐久性」にまつわる口コミです。軽くて丈夫であることが強みのゴヤールのバッグも、使い方や管理方法によっては購入したばかりの美しい状態をキープしづらくなります。「四隅に穴が空いてしまう」という声もあり、丁寧に扱わなければ劣化が目立つ状態になってしまうこともありあます。

公式のガイドに沿ったお手入れを

長く愛用したいのであれば、公式サイトで公開されている方法に従って管理・お手入れをしてください。汚れは合成洗剤や溶剤は使わずに、乾いた清潔な布で汚れを拭き取ります。その後、色あせを防ぐため直射日光や高温多湿を避けて管理します。

ハンドルをフックに下げて保管することで、折り目やシワもつきにくくなり、本来のシルエットを保ちやすくなります。使う予定がしばらくない場合は、内側に薄紙を入れておき型崩れを防止しましょう。

参考元:ゴヤールのお手入れ方法│GOYARD

売ることを視野に入れているなら

希少価値が高いゴヤールのバッグは、中古販売市場でも安定した需要があります。ただし、多くの中古バッグは価格が流動的で、状態によっても大きく変動するため、高く売るためには小まめなお手入れを心がけ、新品に近いきれいな状態を保つよう心がけましょう。

純正品パーツや付属品は残しておくとプラス査定につながります。箱や布袋、保証書、鑑定書などは、大切に保管してください。

また、ゴヤールのバッグはイニシャルを入れるなどオリジナリティ溢れるカスタマイズができますが、いずれ売ることを考えているのであれば、カスタマイズはしない方がいいでしょう。イニシャルなどは消すことができますが、消すためにかかってしまう費用を含めて査定されてしまうので、多少金額が下がる恐れがあります。

ブランド品の買取に付属品があるとないとでは価格にも影響が?高額買い取りのポイントは2つ!

売れるのはベーシックな黒

最も買い手が集まりやすいのは、ベーシックなブラックのバッグです。もちろん、他のカラーも安定した人気がありますが、誰でも、どんなシーンでも使いやすいベーシックなカラーは、流行にとらわれず安定した需要を集めています。そのためお手持ちのバッグがブラックなら、より高値での買い取りが期待できるでしょう。

人気ラインナップは需要があるので高値になりやすい

特に買い手が集まりやすいのは、やはり定番の「サンルイ」のように不動の人気を集めているラインナップです。一時期に比べ検索数から考えるトレンドは落ち着いているといえど、シンプルなデザインのバッグは世代や季節にとらわれず、需要が集まりやすいアイテムです。

使わないまま自宅に眠っているバッグは、劣化してしまう前に売却しましょう。しっかり管理・保管しているつもりでも、知らない間に温度や湿度の影響を受けてしまう恐れがあります。

売る前のお手入れにも気を付けよう

売る前には、改めてお手入れをしてきれいな状態にしておくで、買取価格を高額に導きやすくなります。目立つ傷や汚れも、家庭の手入れで落とすことが出来る可能性がありますし、簡単に修理できる場合もあります。面倒かもしれませんが、こうした一手間をかけても損はないでしょう。

ゴヤールのバッグを売るならお早めに

ユニセックスなデザインで、性別も時代も問わず親しまれているゴヤールのバッグは、扱い方次第で思わぬ高値に結びつくかもしれません。バッグの傷や汚れは査定の際にマイナスになるため、日頃から扱いに注意しましょう。お手持ちのバッグの価値が知りたいときは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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