スカーフでもエルメスなら高く売れる? 種類や査定額アップのためのポイントを紹介!

1950年代、1980年代に流行したスカーフファッション。皆さんもご自宅に眠っているスカーフが1枚や2枚あるのではないでしょうか。近年では、またその流行が再燃しつつあり、スカーフは買取市場においても注目アイテムとなっています。そこでこの記事では、スカーフの買取における高額査定のポイントについて、エルメスのスカーフを中心に詳しくご紹介していきます。

買取相場が高めなエルメスのスカーフ

スカーフの買取相場は品物によって幅広く、ほとんど値が付かないものもあれば、数万円の評価を受けるものもあります。その評価は、ノーブランド品か有名ブランド品かによっても大きく変わってきます。ここでは、大体の相場を見ておきましょう。

一般的なスカーフは高値がつかないことが多い

一般的なスカーフは、買取において高値がつくことはあまりないアイテムです。元の値段や需要がバッグや靴のように高いわけではなく、染みや汚れなどの劣化が見られることも多いためです。

ノーブランドのものになると、数百円、もしくは数十円程度での買取となることも珍しくはありません。

ただし、品物の状態や素材、デザインによって評価価格は変わり、中には平均より高い値段で買い取ってもらえることもあります。反対に、状態が悪いものであればほとんど値は付きません。

有名ブランドのスカーフであれば跳ね上がることも

先ほど一般的なスカーフには高値が付きにくいとご紹介しましたが、有名ブランドのものであれば話は別です。有名ブランドのスカーフは今も昔も変わらず、数千円から数万円の高額で買取されています。

特に、エルメスやシャネル、ルイ・ヴィトンなど誰もが知るラグジュアリーブランドのものであれば、査定の値段は跳ね上がることもあります。その中でもエルメスのスカーフは老若男女問わず需要が高く、買取相場もひときわ高いアイテムとして知られています。

ブランドスカーフは、ひと昔前のものであっても状態が良ければ比較的高値での買取を受けられるため、クローゼットに眠っているスカーフがあったり親御さんから譲り受けたスカーフがあったりする方は、いま一度その価値を考えてみると良いですね。また、ボックスやカードなどの付属品がある場合は、それらもセットにしておくようにしましょう。

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スカーフを高く売るためのコツ

品物を買取に出す時には、少し気をつけるだけで査定価格が上昇するポイントがあります。
ここでは、特に人気が高いエルメスのスカーフの種類とともに、スカーフを高く売るためのコツを3点ご紹介しましょう。

種類やサイズを把握する

まずは、売りたいスカーフのブランドや種類、サイズなどを把握しておきましょう。

それぞれのモデルによって人気の高さは違っており、それによって評価価格も大きく変わってきます。買取に出す前に、売りたいモデルの買取相場についても知っておくといいですね。

特に人気の高いエルメスのスカーフについて、種類や大きさごとに特徴や相場をご紹介しておきます。参考までにそれぞれの買取査定価格も記載しておりますが、査定は状態やデザインによっても大きな差があるため、あくまで目安としてご覧ください。

カレ 70×70㎝

さまざまな種類があるエルメスのスカーフの中でも、1937年に誕生したカレはブランドを代表するアイテム。カレとはフランス語で「正方形」を意味し、エルメスのカレも正方形型のスカーフとなっています。

1辺70cmのカレはカレ70と呼ばれますが、エルメスのスカーフの中では小ぶりであり、ファッションのアクセントとして使いやすいアイテムです。また、そのプリントには多彩な色彩が用いられ、写実的なものから幾何学的なものまで多種多様な絵柄が描かれています。

カレ70は使い勝手の良さから人気も高く、10,000円~15,000円ほどが買取相場と言われています。

■カレ 70 《ベルリンヌ馬車に乗って・バンダナ》
■素材:シルク100%
■定価:43,200円

カレ 90×90cm

1辺が90cmのカレはカレ90と呼ばれ、エルメスの中でもっとも人気が高いシリーズ。種類も非常に多く、エルメスの定番アイテムとして知られています。

カレ90には、カレ70にも増して多種多様な絵柄が用いられていて、神話をモチーフにしたものや動物をモチーフにしたもの、現代アートを落とし込んだものなど、テーマもさまざま。美しくユニークなデザインは、私たちの目をを楽しませてくれます。買取では、15,000円~25,000円ほどが相場とされており、その需要の高さゆえ、中古品であっても高額での取引がなされています。

■カレ90 《宇宙誌》
■素材:シルク100%
■定価:56,160円

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カレジェアン 140×140

カレジェアンは、1辺140cmという体をすっぽりと覆うような大きさで作られたスカーフシリーズを指します。非常に大きくショールのようなサイズ感なのでお値段も張り、1枚10万円以上で販売されている品です。

カレジェアンもカレシリーズと同じく、鮮やかなで芸術的なデザインが特徴。ダイナミックで鮮やかなスカーフはコーディネートの主役として活躍します。カレシリーズと比べても流通している数が少なく元の値段も高いことから、20,000円~30,000円と非常に高値で取引されています。

■カレジェアン カシミアシルク ドゥブル・アンカドレ
■素材:カシミア 70% シルク 30%
■定価:140,400円

ツイリー ツイロン

ツイリーとは、リボン状に細長く作られたスカーフのこと。通常のスカーフと違い、そのまま首や鞄などに結ぶことができるアイテムです。比較的カジュアルに使用できるため日常的に使いやすく、若い世代の女性にも人気のアイテムとなっています。また、ツイリーの2倍以上の長さがあるリボン状スカーフはツイロンと呼ばれています。

ツイリーやツイロンはカラフルでポップなイメージのプリントが多く、裏表でのプリントの違いも楽しめるのが魅力。値段もエルメスの中では手を出しやすい設定となっています。
ツイリー・ツイロンは状態によって評価に差があるものの、市場での人気が高いため、5,000円~20,000円と高値で取引されることが多いようです。

■ツイリー シルク・ゲーム
■素材:シルク100%
■定価:22,680円

■ツイロン ディスコ コーチング
■素材:シルク 64% ポリエステル 36%
■定価:39,960円

マキシ・ツイリー

マキシ・ツイリー とは、リボン状のツイリー にボリュームを持たせたタイプのスカーフを指します。通常のツイリーと比べると、長さは約2倍、幅は約4倍と、かなりボリューミー。可愛らしい印象のツイリー に対して、ラグジュアリーでマチュアな印象を持つ主役級アイテムです。
デザインにはややレトロなモチーフが使われることが多く、カラーは華やかなものから落ち着いたものまで展開されています。
そんなマキシ・ツイリー は市場に出ている数が少なく、10,000円~25,000円ほどで買取された例が多く見られました。

■マキシツイリー・カット 赤道直下
■素材:シルク100%
■定価:45,360円

ガブロッシュ

カブロッシュとは、45cm四方の正方形スカーフシリーズ。プチカレなどとも呼ばれる、エルメスの中でもっとも小ぶりなサイズのスカーフです。

カブロッシュは、首に巻いたりアクセサリーとして使用した時にコンパクトにまとまり、カジュアルな装いにもマッチ。大きめのハンカチのようなイメージで、日常使いにぴったりのアイテムです。

ただし、小ぶりなガブロッシュは用途が限られてしまうこともあり、買取査定においては他のシリーズと比べて評価が劣る傾向にあります。そのため、相場は3,000円~10,000円ほどのようです。

■ガブロッシュ サングル
■素材:シルク100%
■定価:25,920円

クリーニングに出さない

クリーニングに出さない

スカーフは、直接肌に触れることも多いアイテム。そのため、スカーフを購入してまずクリーニング出すという方も少なくないのではないでしょうか。しかし、買取査定にあたっては、スカーフをクリーニングに出してしまうのはNGです。

クリーニングに出したスカーフは、実際に使用していなくても新品・未使用品として評価できないからです。

また、有名ブランドのスカーフは繊細な図柄や素材で作られていることが多く、クリーニングに出すことでこれらが劣化してしまう可能性もあります。特にエルメスのスカーフは色落ちしやすいと言われていますので、査定額を下げないためにも、スカーフを買取に出す際には無理にクリーニングせず、そのままの状態で持ち込むのがおすすめです。

染みなどの汚れを取り除いておく

買取でもっとも重要となるのは、品物の状態。汚れや傷は、査定価格を下げてしまいます。そのため、スカーフに染みや汚れが見つかったらできるだけ取り除いておくようにしましょう。

染み取りの簡単な方法には、以下のようなものがあります。

水性の染み

染みの裏面に絞ったタオルを充て、表側からティッシュやタオルで染みを叩いて、汚れを吸収します。随時タオルやティッシュを清潔なものに変えながら、少量の水をつけて優しく叩きましょう。

また、染み取りを行うときは、染みの周りから行うようにしてください。中央から染み取りをすると、染みが広がってしまう可能性があります。生地を傷めたり色落ちさせたりしないよう様子を見ながら慎重にしましょう。

油性の染み

厄介なのが、口紅やファンデーションなどの油性染みです。
取れる部分はまず、ティッシュでつまむように取り去りましょう。その後汚れた表部分をタオルに充て、裏側から少量のベンジンを染み込ませた綿棒で優しく叩きます。ある程度染みが取れたら、中性洗剤、水で叩いて仕上げましょう。

ベンジンや中性洗剤は繊細な素材の染み抜きに適しているとされていますが、生地を傷める可能性もあるため、扱いには注意してくださいね。

飽きてしまったら買取に出してみよう

エルメスのスカーフを中心に、スカーフの買取ポイントについてご紹介しました。

有名ブランドのスカーフはいつの時代も人気が高く、高値で買取してもらえることが多いアイテム。飽きてしまったりタンスの肥やしになったりしているスカーフがあれば、皆さんも買取に出してみてはいかがでしょうか。予想外の臨時収入が手に入るかもしれません。

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