初めての起業で不安なら、フランチャイズを活用するのもおすすめです。店舗運営のノウハウとブランド力が得られるので、スムーズに成功が目指せるでしょう。しかし、企業の看板を借りるからといって、しっかり儲けられるのかと、疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、フランチャイズ経営が儲かるのか、オーナーの平均年収やおすすめの業種も含めてご紹介します。フランチャイズ経営に向いている方の特徴や成功のポイントも解説しているので、参考にしてみてください。
フランチャイズは儲かる？オーナーの平均年収とは
フランチャイズ平均年収は、業種によって大幅な差があります。平均年収が400万円を下回るケースもあれば、1,000万円以上の収入を得ているオーナーもいてさまざまです。
ここでは、フランチャイズの代表例である、コンビニのオーナーを参考にみていきましょう。
一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会が毎月報告している「コンビニエンスストア統計月報」によると、2022年11月度は店舗あたり約945万円を売り上げています。
一般的に、コンビニオーナーの手取りは売上の10％程度。フランチャイズ本部に支払うロイヤリティや仕入れの経費を差し引いて、月収約95万円、年収にして約1,1440万円と考えるとイメージしやすいでしょう。
参照：一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会「コンビニエンスストア統計月報 2022年11月度」
フランチャイズで儲かるための失敗しない業種の選び方
フランチャイズで起業を成功させたい場合は、儲かる業種を選ぶ必要があります。儲かる確率の高い業種を見分けるポイントを3つ紹介します。
1.需要が高く安定収入を見込めるか
儲けるためには需要が高く、顧客を獲得しやすい業種を選ぶことが大切です。事前にしっかりと調査を行い、安定した収入を目指しましょう。
一般的に、知名度の高いフランチャイズは広告宣伝費をかけなくても集客しやすい傾向にあります。大手なら経営ノウハウや仕入れのルートも確立されており、安定した収入が見込めます。
2.競合に対して差別化を図れるか
需要が高い業種でも、周囲に同じような業種の店が多いと埋もれやすく、顧客を獲得するのが難しくなります。新規参入しても、価格競争になると廃業リスクが高まるため注意しましょう。競合他社と差別化できるかどうかも、しっかりチェックしておくと良いでしょう。
フランチャイズで儲けるためには、差別化によって価格競争を避け、売上を拡大できるかがポイントとなります。とくに、事業内容やターゲット層を変えられるサービス業、複数の商材を扱う小売店や飲食店が狙い目です。
3.本部のサポートは受けられるか
フランチャイズの本部から手厚いサポートを受けられるかも重要なポイントです。サポート体制が充実したフランチャイズなら、初めて起業する方でも安定した経営ができ、儲けを得やすくなります。
フランチャイズ経営は、すでに確立した経営ノウハウをそのまま導入できるのが魅力です。業界の知識に関する研修制度など、本部からのアドバイスやサポート体制をしっかり受けられるか、確認しておくと良いでしょう。
どの業種でフランチャイズを始めるにせよ、起業するには専門的な知識や経営ノウハウの習得はかかせません。買取業に関しては以下の記事で紹介している「リユース営業士」の資格が武器になるので、あわせてチェックしておきましょう。
儲かるフランチャイズとは？おすすめの業種5選
それでは、フランチャイズで儲かるおすすめの業種を5つ紹介します。
フランチャイズの業種は、多種多彩です。必要な開業資金や平均年収も異なるので、業種ごとのフランチャイズを選ぶポイントもしっかりチェックしてください。
1.買取サービス
ブランド品などを商材とする買取サービスは売上、オーナーの平均年収ともに比較的高い傾向にあるため、儲かる業種です。年収1,000万円以上も期待できるでしょう。
とはいえ、店舗をもつ場合は700～1000万円程度の初期費用がかかるため、資金に余裕があることが求められます。正確に買取する際は、ブランド品を見極める商品知識が必要なので、研修やサポート体制が充実したフランチャイズ本部を選ぶと良いでしょう。
2.飲食店
飲食店は知名度が高いフランチャイズが多く、儲かる確率が高い業種です。とはいえ、ラーメン店、居酒屋、レストランと幅が広く、店舗によって平均年収には大きな開きがあります。平均年収が400万円程度の収入のオーナーがいる一方で、1,000万円以上の収入を手にするケースもあり、さまざまです。
飲食店は店舗の選び方によって収入が大きく変わるため、条件の良いフランチャイズを選びましょう。売上とランニングコストのバランスを数字でしっかり管理するのが儲けを増やすポイントです。
3.スマホ修理サービス
スマートフォンの修理サービスは需要が大きく、高い売上が期待できます。100～200万円程度の初期費用が低く、仕入れが少なく経費があまりかかりません。
比較的安価に修理部品を用意でき、在庫を抱えるリスクがほとんどないのも魅力でしょう。出張対応のみであれば店舗をもつ必要がなく、賃料をはじめとする固定費を抑えられます。手先が器用な方、専門知識をもつ方は、ぜひチェックしてみてください。
4.コンビニ
コンビニは、フランチャイズ経営の代表格ともいえる業種です。200～300万円程度の初期費用がかかる一方で、オーナーの平均年収はおおよそ700万円といわれています。店舗の場所選びを間違えなければ、儲かる確率が高いといえるでしょう。
コンビニは知名度の高いフランチャイズが多く、難しい戦略を立てなくても自然と集客できます。マニュアルがしっかりしているため、起業初心者でも経営を軌道に乗せやすいでしょう。
5.ジム・フィットネス
ジムやフィットネスは客1人あたりの単価が高く、儲かりやすい業種のひとつに挙げられます。人件費があまりかからず、年収1,000万円も夢ではありません。
その一方で、設備にお金がかかり、300～1,000万円程度の初期費用がかかります。フランチャイズの募集は少ないので、ある程度まとまった開業資金のある方におすすめです。
【フランチャイズで儲かる】向いている人の特徴
フランチャイズ経営が儲かるかは、業種や店舗の立地、フランチャイズの知名度によって左右されます。そのため、情報収集ができ、データに基づいた戦略を立てられる方に向いているといえるでしょう。
また、フランチャイズ経営は本部の指導を受けるため、責任感があり、業績を上げるために努力できる方にも向いています。本部からの条件やルールをビジネスと受け入れ、上手に活用できる方は、起業を目指してはいかがでしょうか。
【フランチャイズで儲からない】失敗しやすい人の特徴
物事を感覚だけで判断しがちな方は、フランチャイズ経営が難しい傾向にあります。特に業種、企業を選ぶ際は慎重に検討してください。
フランチャイズ経営は本部からの指導に従う必要があるものの、受け身で良いわけではありません。本部と加盟店は対等なビジネスパートナーです。本部に頼りきりにならず、経営者として自立を目指しましょう。
フランチャイズ経営には向き、不向きがあるものの、向いていないから成功しないと考えるのは早計です。自分の性格を客観的に判断して、改善できないか考えてみてください。
儲かるフランチャイズオーナーを目指すなら
儲かるフランチャイズをお探しなら、買取サービスがおすすめです。研修やサポート体制がしっかり整ったフランチャイズを選んで、成功を目指しましょう。
「銀座パリス」では、フランチャイズの加盟店を募集しています。省スペースで低資金から起業することが可能です。ノウハウから値付けのサポート、効率的に高値売買ができる多彩な販路も提供しているため、どうぞお気軽にご相談ください。
まとめ
フランチャイズ経営は、もともとあるブランドの力や経営のノウハウを活かして集客できるのが魅力です。本部からのサポートもあり、初めての起業でも軌道に乗せやすいでしょう。
儲かるフランチャイズ経営を目指すなら、業種選びが大切です。あわせて、研修制度やサポート体制が充実したフランチャイズを選んで、成功を目指しましょう。
