シャネルの偽物・コピー品の見分け方と偽物がなくならない理由を紹介!

シャネルは誰もが知っている程、有名なブランドです。そのなかでも財布は女性に人気の商品です。しかし、人気のブランドだからこそ偽物やコピー商品が多く出回っています。今回はそんなシャネルの財布の偽物と本物の見分け方について紹介します。

シャネルの財布の偽物は多く出回っている

シャネルはココ・シャネルが創業したブランドで、いまではバックや洋服、コスメや香水などの多くを取り扱っています。なかでも財布はココボタンやカンボンライン、キャビアスキンなど多くのデザインがあり、女性から人気のアイテムです。

このことから、高く買い取り価格がつくため、本物にかなり近い状態の偽物が大量に出回っています。

シャネルの財布の偽物と本物の見分け方

シャネルの財布の偽物と本物の見分け方

シャネルの財布で偽物と本物を見分けるためには、以下のポイントを押さえておく必要があります。ここでは、偽物と本物の見分け方を8つ紹介します。

CHANELのロゴマーク

まずはロゴのスペルを確認しましょう。Nがひとつ多いなどスペルが違うものはすべて偽物です。

次に一文字ずつ見ていきましょう。Cは切れ目が斜めになっていて、先端同士をくっつけると〇のように円になります。くっつけたときに0のように楕円になるものは偽物と言えます。また本物の場合、Hの真ん中の棒は真ん中より少し上にあり、Eは3本の横線の長さがすべて異なります。

さらにAは先端が平らになっているものが本物なので、尖っている場合は偽物です。

誰もが知っているココマーク

シャネルといえばココマーク。Cが2つ絡み合ったシャネルの代表マークです。本物は絡み合っているので2つのCが重なっているようになっています。つながっていてXのようになっているものは偽物と考えられます。

またロゴマークの下にココマークがある場合、AとHのど真ん中でなく、少しAよりに配置されているものが本物です。

LE CHIENさん(@le__chien)がシェアした投稿

見落としがちなシリアルシールとナンバー

シャネルのお財布にはシリアルシールがついていて、シリアルナンバーが記載されています。本物の場合、このシリアルナンバーの上には2つのココマークがあります。1つなら偽物です。

次に下の3つを確認してください。

  • 右側にCHANELココマークCHANELと縦に入っている
  • 右側に黒のラインがある
  • 真ん中にXの切り込みが入っている

これらに当てはまらなければ、偽物と言えます。

またナンバーの字体にも特徴があり、例えば0は斜めに線がはいっています。さらに、本物の保証としてついてくるギャランティーカードにもシリアルナンバーが記載されているので、シールと同じ番号であることを確認しましょう。違った場合は偽物と言えます。

ギャランティーカード

ギャランティーカードとは、正規ルートで販売されているブランド品の品質を保証する証明書です。ただし、ギャランティーカードも偽造されている可能性があるため、ギャランティーカードがあるからといって本物と判断してはいけません。ギャランティーカードが本物であるか確認しましょう。

本物であるかの確認箇所は、以下のとおりです。一箇所だけではなく、複数箇所を確認して判断しましょう。

・「1」のフォントは、下側部分に下線があるか
・フォントは、ゴシックか
・右上の丸いシールの「透かし」は、確度を変えるとココマークが見えたり、消えたりするか
・日本語の文章、ひらがな、漢字表記が正しいか
・印刷が綺麗になされているか
・カードがしっかり硬いものであるか
・製造年数と販売日の関係が正しいか
・ブラックライトで1行が光るか

なお、2021年5月の新作より、ギャランティーカードは付属していません。本体に付属の金属製プレートに刻印されることになったため、確認の際には注意しましょう。

ブティックシール

ブティックシールとは、国内正規店で販売された製品についているシールです。販売日を表す数字と、販売店を表すアルファベット表記が記載されています。シール本体は新品の場合はゴールド、シャネルの工房で修理をした場合にはシルバーになります。

本物はスタンプで印字されているため、手書きのシールの場合は偽物の可能性が高いです。また、シリアルシール記載の製造年とブティックシールの販売日付の時系列の関係がおかしくないかを確認しましょう。

なお、ブティックシールは、2016年6月以降は廃止されています。そもそも海外購入品にはついておらず、シリアルシールと異なり剥がれやすく紛失の可能性もあります。ついていないから偽物というわけではなく、ついていた場合に本物かどうかを判断するひとつの目安になると考えておきましょう。

金具

シャネルの製品に使用されている金属製のネジは、ほとんどがマイナスです。

本物でもプラスネジを使われていたり、修理の際に使用されたりした製品もありますが、多くはないので、ひとつの判断要素とできます。

また、フラップのココマークの刻印も参考になります。古い年代の製品には、マークの左上に精巧な刻印があります。刻印の形はさまざまですが、潰れている場合には偽物の可能性があるので注意しましょう。

YKKのファスナーは使われていない?

ファスナーを作っている「YKK」という会社があります。YKKはいろいろなブランド・商品に使われているため、普段目にすることも多いかと思います。

有名ブランドのなかでは、グッチが昔YKKを使用していました。しかし、シャネルは独自でファスナーを作っているので、YKKを使用したことがありません。つまり、YKKが使われている場合は偽物と言えるでしょう。

タグのRマークとMADE IN~に注目

タグについているロゴマークの上にはRマークがついています。また、ロゴマークの下に書かれている“MADE IN”のあとは“FRANCE”か“ITALY”です。フランス、イタリア以外のものは偽物と言えます。

“MADE IN PARIS”をよく見かけますが、これも偽物です。PARISの場合はロゴマークの下にPARISとだけ記載されています。

シャネルの偽物がなくならない理由

ブランド品の偽造が問題となる中、シャネルの偽物はいっこうになくなりません。

偽物がなくならない理由には、本物と見た目が変わらず価格が安いことや、実物を手に取ることのないネット販売で偽物と見分けられにくいことが挙げられます。

見た目が変わらず価格が安いため売れる

シャネルの偽物のなかには、本物の製品とほとんど見た目が変わらないほど精巧に作られているものもあります。本物の部品を一部使って作られている場合もあり、本物との見分けは一般の消費者には困難です。

その一方、価格は本物より安価なため、購入されやすくなっています。

なかには、偽物だと明言して低価格で販売されている場合もあり、本物でなくても似ていて安ければ良いと購入する人もいるため、偽物がなくなりにくいのです。

ネット販売では、写真のみの掲載で売れる

近年では、ブランド品もインターネットで販売されることが多くなりました。販売する商品を実際に手に取って確認されることがないため、偽物だと見分けられる可能性が低くなっています。

特に、フリマサイトでは写真の掲載のみになるため、運営側も写真だけで偽物を販売していると厳しい対応が取れません。そのため、フリマサイトで偽物の販売が横行しているのが現状です。なかには、販売者も購入者も偽物であることが分かっていない場合もあり、買取や修理の際に偽物が判明することもあります。

気を付けたいシャネルのノベルティの偽物

ノベルティとは景品や付属品であり、定価がなく非売品のものを言います。非売品はデザインがオリジナルであるため、ネット上でノベルティと称して偽物を載せているケースが多くあります。

シャネルでは財布をノベルティとして配ることはしていません。万が一ネットで購入したノベルティと称したシャネルの財布があれば偽物でしょう。

偽物ブランドの買い取りについて

偽物ブランドの買い取りについて

偽物を買い取りの業者に持ち込んでも、これは偽物ですとは教えてもらえません。しかし法律上、偽物の買取は違法にあたるので、当店では取り扱えないと言われる場合がほとんどです。

ただ、多くの買取業者では使用に難があるほどのキズがあるものや、ブランドの刻印がないものの取り扱いをしていないので、取り扱えないからといって偽物であると決めつけないように注意しましょう。

ブランド品が偽物か本物か自分で判断できなければプロに査定してもらいましょう

いくつか本物と偽物を見分ける方法を紹介しましたが、このすべてが本物として当てはまっても100%本物だとは言い切れません。詳しく知りたい場合にはプロに査定してもらうようにしましょう。

また、シャネルの財布は女性から多く支持を集めていることから、偽物が多く市場に出回っているのが現状です。激安で売られていたり、コピー商品をうたっていたりする商品は購入しないよう気をつけましょう。

無料査定はLINEでプロに相談