エルメスのエールバッグはパーツを付け替えて楽しむことができるバッグです。おしゃれ心がくすぐられる、ファッション好きにはたまらない一品になっています。エルメスフリークでなくとも欲しくなる、エールバッグの魅力をご紹介します。
どんなバッグ?エルメスのエールバッグの基本情報
エルメスのエールバッグの最大の特徴「組み立てるバッグ」って?
エルメスのエールバッグが登場したときは、その仕組みに誰もがビックリしました。バッグには荷物を入れる袋部分と持ち手、さらにフラップと呼ばれるフタがあるものはフタ部分、というようにさまざまなパーツが組み合わさってできています。
エールバッグはパーツごとにバラバラに分解でき、違うパーツを組み合わせることができるバッグ。異なるパーツが付属されていて、変えて楽しむことができるようになっています。着せ替え人形のお洋服を替えるように、好きにパーツを組み合わせて、違うニュアンスのバッグを楽しむことが可能です。
エールバッグのPM、GM、MM、TPMの4サイズの大きさは?
GMサイズ
エルメスのエールバッグで1番大きいものは、幅50cm、高さ33cm、マチ25cmの寸法で、GMサイズと呼ばれているものです。かなりの大容量で、荷物をたっぷり入れることができます。
高さ41cmの袋部分が付け替え用に付属し、さらに多くの荷物を入れて使うことができます。高さ33cmでもちょっとした旅行にも使えて便利ですが、高さ41cmの付属の袋部分に付け替えて使うと、2~3泊程度の旅行にも持っていくことが可能です。
旅行以外にも荷物が多い日のお出かけに便利なバッグとなっていますが、残念ながらGMサイズのエールバッグは日本ではあまり出回っていません。レアなアイテムなので購入を考えている場合は、こまめに情報をチェックするようにしましょう。
MMサイズ
エールバッグで2番目に大きいバッグが、MMサイズと呼ばれているものです。幅38cm、高さ30cm、マチ13cmの大きさで、働く女性のお仕事バッグとして重宝されています。付属品として付いているのは高さ38cmの袋部分で、GMサイズと同じように荷物の量に応じて付け替えて使うことができます。
手頃な大きさが使いやすいとエールバッグでも評判の高いサイズで、とくに人気があります。
PMサイズ
PMサイズは幅30cm、高さ25cm、マチ10cmの大きさのエールバッグです。GMサイズやMMサイズと違い、PMサイズには同じ大きさの袋部分が付属品として付いています。色や素材の異なる袋部分が付属品になっていて、純粋にファッションのみを考えて付け替えを楽しむことができます。
TPMサイズ
エールバッグのなかでもっとも小さいのが幅15cm、高さ20cm、マチ7cmのTPMサイズです。持ち手はなく、ストラップでショルダーバッグとして使う形になっています。PMサイズと同じように、同じ大きさの袋部分が付属品として付けられています。
エルメスのエールバッグの素材は?
エールバッグは袋部分にキャンバス地、フタ部分や持ち手は革素材が使用されているものを基本とするバッグです。基本形はオーソドックスで使いやすく、どんなファッションにも合わせやすい万能選手のようなバッグですが、パーツを違うものに変えることでガラッと表情を変えることができます。
付属されているパーツは素材や色などバラエティに富んでいて、好きなパーツが付属品となっているエールバッグを購入することで、自身の個性やファッションにあったバッグにすることができる、楽しいバッグです。
エールバッグは廃盤!新品はもう手に入れられないの?
1998年に発売されたエールバッグは2006年に一度廃盤となりましたが、その後に後継モデルが発売されました。「エールバッグ・ジップ」と呼ばれるモデルで、新たに背面にポケットが付き、さらに使い勝手が良いように改良されています。
ぜんぜん「今さら」じゃない!エルメス エールバッグの楽しみ方
人気で復活の新作エールバッグはどんなバッグ?
エルメスのエールバッグは販売が行われなくなってからもユーズド市場で人気がさらに上昇し、また再販を希望する声が非常に高かったことから、エルメスは2009年にエールバッグを継ぐモデルのバッグを発売することにしました。初代エールバッグの後継モデルとして発売されたのが、エールバッグ・ジップです。
エールバッグ・ジップはデザインも一新され、最大の特徴として背面にポケットが付いたデザインになっています。この背面ポケットはファスナー付で、中に入れたものを落とす心配がありません。小物類を入れるのに便利だとして、さらに女性に好まれるバッグになっています。
エールバッグの偽物を買わないために気をつけるポイントが知りたい!
エールバッグはエルメスの中でも、偽物・コピー品が多くで回っているバッグです。タグやファスナー、パチンと止める金具などが正規品と偽物・コピー品では異なります。
エルメスのエールバッグに付けられているタグは「HERMÈS」の表記と絵柄が入っていますが、偽物・コピー品のタグは「HERMÈS」の表記がおかしいもの、絵柄が雑なものになっています。絵柄は大きすぎたり小さすぎたりしていないか、ハッキリしているか、などをチェックしてください。
ファスナーはつまみに「HERMÈS」と刻印されているものが正規品です。刻印がなかったり、「H」とだけ刻印されていたりするものは粗悪な偽物なので、気をつけましょう。2番目の「E」の上にあるはずの「`」が他の文字の上にあるコピー品もあるので、注意が必要です。
金具は刻印の文字、線の太さ、そして金具全体の大きさや厚さが、本物とは異なっています。それだけを見ても違いが分かりにくいので、販売店に行く前にきちんと本物の特徴を覚えておくようにしましょう。とくにネットショッピングの場合は、画像をしっかりと見てから買うことが必要です。
「時代遅れ」「ダサい」と言われないためのエールバッグコーデ術
エールバッグはキャンバス地と革素材の両方が使われていて、幅広いファッションに合わせて使うことができます。持ち手やストラップにスカーフを巻く、バッグチャームを付ける、などすると、ぐっと今どきっぽくさせることができます。そのまま持つのではなく、小物を組み合わせて使いましょう。
エルメスのエールバッグを売る!買取相場と高額ポイント
エールバッグの買取相場はどれぐらい?
エルメスのエールバッグは一度廃盤となったあとに再登場した経歴を持つ、人気が高いバッグです。しかしそれだけ多く出回っていて、買取価格は高額が期待できないバッグでもあります。フタ部分や持ち手は革素材ですが本体はキャンバス地のため、キレイな状態で維持することが難しいことも、買取相場が安くなりがちな原因のひとつになっています。
ただし人気があることは確かなので、キレイな状態のものであれば10万円以上の価格で買い取ってもらえることもあります。
一般的には3万円程度が買取価格となるようです。
エールバッグを高額で売りたい!ポイントは?
エールバッグはパーツを付け替えることができる点を最大の特徴としています。だからこそ付属品の替えのパーツがとても重要で、きちんと揃っていることが高価な買取のポイントになります。交換用のバッグはもちろん、ストラップなどもなくさないよう、できるだけキレイな状態を維持するようにしましょう。
楽しいし便利なエルメスのエールバッグをアイテムに加えよう!
エルメスのエールバッグは自分で組み立てる、というバッグにはない発想が魅力になっているバッグです。パーツの付け替えができ、いろいろな使い方で楽しむことができます。大きさを変えられることも、便利で重宝しそうです。エールバッグ、アイテムのひとつに投入してみてはいかがですか?